緊張 vs。 弛緩 4


「あ~~~」と叫びながら走り回っている様な午前中と午後の後、
ぽっかりと夕方に一時間半、開いたりする。
渋滞に巻き込まれて、演奏する約束の時間に間に合うかドキドキしながら一時間車に乗った後、
意外と早く着いてしまって、演奏までに30分くらい手持無沙汰でほーっとしたりもする。
今日のスケジュールはこんな。
8時   起床、身支度、朝食、メールなど雑用
9時半 学校のオケのリハーサルに副指揮者として、出席(ただ聴いているだけだけど、一応指揮者の注意をスコアに書き込んだりする)
12時  色々な教授とこれからの期末のスケジュールについてミーティング
12時半 友達と昼食
1時   練習
2時   オーボエのレッスン(デュティユのオーボエ・ソナタ=素晴らしい曲!)
3時   今夜の演奏の打ち合わせ
5時   マンハッタン・ビーチに向けて出発
6時   コルバーンに多額の寄付をしてくれているお金持ちのうちのパーティーの余興で演奏
弛緩している時、どう言う風に自分をその前の緊張状態の状態の時得た情報を消化・吸収し、
次の緊張状態に向けて、自分のコンディションを立て直し、頭を切り替えて準備するか、
と言うことが、こういう日々を、楽しく過ごすために重要なポイントだと思う。
今日の2時からのオーボエのレッスンは素晴らしかった。
コルバーンのオーボエの先生はアラン・ヴォーゲルと言って、
例えばヒラリー・ハンのバッハのヴァイオリン協奏曲全集の録音の時
ヴァイオリンとオーボエのダブル・コンチェルトのオーボエの独奏を務めたりするスターだけど、
仏教徒で、小柄で、朗らかで、とっても優しい人。
今日レッスン中に他の生徒から教えてもらったのだけど、
なんと大学はハーヴァードの英文学で修めているそうだ!
「大事な音を弾く前には、部屋の空気の振動を感じ取って、それと発音を共鳴させるつもりで」
とか
「モーツァルトは、『作曲は美味しい夕飯を食べて、パイプをくゆらせて、散歩をして、
良い気持ちで触発され、一曲が一瞬で頭の中で出来上がる。
頭の中で出来上がった曲は忘れたりはしないから、
時間のある時書き出すだけ』と言ったそうだけれど、
そのモーツァルトが一番難しいと言ったのは、正しいテンポを決めることだったんだよ。
それぞれの楽章の正しいテンポが決まれば、後はほとんど自動的に出来上がるよ」

とか、色々触発させてくれた。
彼は、ピアノも沢山弾くのだけれど、
イェ―ル大学では何と、バロック奏法で重鎮のラルフ・カークパトリックにピアノを習ったそうな!
そして、来学期は、私にバロック奏法を伝授してくれるそうな!
とっても楽しみ。



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