時差ぼけ 2


東海岸と西海岸では3時間の時差がある。改めて、アメリカは広いなあ、と思う。
今回は東海岸とは一時間の時差があるテキサスに2泊してからロスに戻って来たので、時差ぼけはそんなにひどく無いはずなのだけれど、9時には眠くなってしまう。そして5時くらいからうっすら目が覚めている。
早起きの朝は運動をする。特に安眠出来なかった夜の翌朝は運動した方が良い感じ。今日はヨーガをしました。
これで一日張り切って色々こなしたけれど、今10時で、眠くてたまりません。
ああ、でもこれは書いておかないと。
今、ブラームスのソナタ(作品120-2)を一緒に弾いているヴィオラの女の子の伴奏で今日凄いレッスンを体験することが出来たのです。このヴィオラの子はとてもきれいで、優しいし、自分をしっかりと持った子なのだけれど、少し控えめでゆったりした感じの子です。努力家で、大学院の入試に向けて一生懸命練習しているのだけれど、でも共演していて、なんとなくしっくりこない。主張が強い人と一緒に弾く時は、その主張に一緒にのるか、逆にこちらも主張して駆け引きしたり、色々出来るのだけれど、主張が無い人と一緒に弾くのは、向こうが何をしたいのか、次にどう来るのか予測がつかないから難しいです。
ところが、今日指揮者とのレッスンでこの子が皮をはぐようにぐんぐん良く成って行ったのです。指摘は簡潔にして、実に効果的!
#1歌を歌うように、各フレーズの前で口で息をする。鼻で息をしてはいけない。友達と話している時、笑う時、そして歌を歌う時、その準備の為の空気の吸入は絶対鼻では無く、口。それと同じで、何か表現をする準備の呼吸は、口でしよう!
#2 表現したいことをまず身体、表情、そして姿勢で具体化しよう。人間は何と言っても視覚に頼る動物だ。別に不必要な動きをする必要はないが、存在感とか、表現力と言うのは自分の全ての存在を持ってでしか、出来ない。
う~ん。奇跡の様なレッスンでした。本当に100%良くなったし、その子もずっと楽そうだった。


2 thoughts on “時差ぼけ

  • abbros

    ぼくの友達が言っていた、楽器を演奏するときには歌うんだよ!という言葉を思い出しました。
    そして表現は身体で!そうですね人間は
    視覚という感覚にバイアスしすぎ、体で表現。
    これはメイエルホリドの演劇論を
    思い出させました。うーんなるほどです。

  • ピアニスト、makicha

    >abbrosさん
    メイエルホリド、私には初めて聞く名前でしたが、今インターネットで調べて(正に)と思いました。
    http://www5a.biglobe.ne.jp/~tpn/actortraining1.htm
    今、「Inner Game of Tennis」と言う本を読んでいます。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0
    これもやはり自分を客観視する自分と(思想)行動する自分を統合することによって自己ベストに至ろう、と言う本で1974年に出版され今ではスポーツマンだけでなく音楽家の間でも広く読まれている本です。面白いのは、鈴木大仙がちょくちょく引用されることです。だから、次は鈴木大仙を読もうと思って図書館から借りてきました。
    勉強は尽きませんね。
    マキコ

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