クローデ・フランク


い昨日、朝一番でメールをチェックしたら「あさって2時からクローデ・フランクのレッスンを受けてください」とメールが来ていた!大慌てで昨日と今日、ぶっ続けでゴールドベルグに何とか形を付けるべく頑張った。
クローデ・フランクと言うのは伝説的なアメリカ人ピアニストで、シュナーベルの弟子として育った人だ。華々しいキャリアを築いただけでなく、その娘のパメラ・フランクもその世代を代表するヴァイオリニストとなった。親子で作成したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の録音は絶賛されている。クローデ・フランクは愛妻で、ピアニストでもあったリリアンの死後、ボケが始まってしまい、今ではパメラが演奏旅行や公開レッスンの時も付きっきりで親子ティームでレッスンしている。私は3年前夏の音楽祭で初めてクローデにレッスンをしてもらって以来、去年、今年とタングルウッド音楽祭でレッスンをしてもらう機会が在った。特にこの夏はシューマンのトリオを一週間毎日びっしり2時間ずつパメラとクローデの二人から同時にコーチしてもらう機会に恵まれ、とても沢山学び、考えさせられた。
クローデのボケが進行するにつれ、パメラがピアニストたちに、無料で良いからクローデにレッスンをしてもらうように働きかけ始めた。もう出張レッスンすることが困難になって来て、イェール大学の教授の籍はまだある物の、そこまで電車に乗って出かけることが困難になって来て、家でボーっとする時間が多くなって来ているそう。そう言う父親に少しでも刺激を与えるべく、そしてもう残りわずかな時間に少しでも多くの若者に父親の音楽観を託すべく、若いピアニストたちを招待しているのだ。「あなたがヒューストンに帰るまでに最低二回は来てもらいたい。父は凄く冴えている時と、さっぱりな時の差がこの頃激しいから、沢山来てもらえれば、それだけ冴えている日に当たる確率が増える。だから一回目はなるたけ早くして欲しくって。」と言う、言葉に何だかホロリとしてしまった。
みっちり2日練習。こんなに集中して練習したのは久しぶり。脳みそがとっても使われた感じがする。
明日、楽しみ!