緊張と緩和のバランス。

テキサス州のヒューストン(NASAがある所です)にあるライス大学の博士課程に在籍して1年になる。

その前はロサンジェルスのコルバーンと言う音楽学校に4年在籍した。

と、言うわけでNYを離れてすでに5年が経過しているのだが、NYはやっぱり私のホームである。

その一つには、16の時に家族が日本に帰国してから私のホスト・ファミリーとなってくれた

アメリカ人老夫婦が、今でもマンハッタン郊外に私のピアノと私の部屋をそのままにしておいてくれ、

いつでも本当の子供の様に歓迎してくれるので、休暇や祝日に良くそこに行く、ということがある。

この私のアメリカン・ペアレンツの家に身を寄せている時は、私にとっては緩和の時である。

風呂に雑誌を持ってゆったりつかり、ゆったり練習をし、ゆったり散歩をして、

ゆったり老夫婦と食事を取って、早寝遅起きをする。

しかし、このマンハッタン郊外の家はマンハッタンから電車で40分と言う距離だ。

そしてマンハッタンには私を気軽に泊めてくれる友達が沢山居る。

一度マンハッタンに来ると、今度は旧友や、仕事仲間、先生などと、

食事会や、情報交換、弾きあいっこや、先生にレッスンをして頂いて、

その間に美術館や図書館に行って、今やっている曲、これからやる曲の情報入手や

インスピレーションを求めて、今度は大変刺激に満ちた日々を送る。

今、私はマンハッタンでこのブログを書いている。

3日不在にする友達の犬の面倒を見る口実で、彼女の家とピアノを使わせてもらっている。

日曜日の夜から水曜日の夜までで、実に2回のレッスン(Jeffrey Swann,とClaude Frank,各氏)、

1つの演奏会、図書館での用事、そして沢山のお友達や先輩、昔の先生との再会をこなしていて、

本当に楽しい。

さて、今日はクローデ・フランク氏にゴールドベルグを聞いて頂く。

一昨日のジェフリースワンのレッスンの復習をしっかりして、

がんばって練習!

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