大雪のニューヨークで


 先週の日曜日12日は、NYで記録的な吹雪でした。見る見る積もる雪が、横殴りの風で吹き荒れて「ホワイト アウト」と言う前が見えなくなる現象が起こり、警報が発せられてみんななるたけ家にいるよう、特に運転は絶対の非常事態以外なるたけしないよう呼びかけられていました。路上駐車された車は雪に埋もれて皆似たような小山になってしまい、あのなかで自分の車を見つけるのは大変だったと思います。
 そんなこんなで日曜日にオーケストラと再び合流して弾く予定だったペンシルバニア州の午後のコンサートはキャンセルになってしまいました。NYからレンタカーで(勿論ペーパードライバーの私がしかも演奏当日に高速道路を運転する事は在ってはならないので)、自認アッシー君にドライブしてもらって朝出発、昼頃到着で3時のコンサートを演奏の予定でしたが、考えてみたら、強行軍ですよね。ちゃんとお菓子を買って、ドライブ結構楽しみにしてたんですけど。
 強行軍と言えば、この三日間もかなりの強行軍でした。14日(バレンタイン)はジュリアードで8pmからチェロの卒業リサイタルで、ブラームスのソナタ2番を演奏。翌朝15日、8時半に家を出て、バスでえっちらおっちらマサチューセツ州に2時半にたどり着き、そのまま会場直行、練習、6時からオケとサウンドチェック兼ドレスリハーサル、大急ぎでシャワー、着替え、化粧、8時本番。
演奏後の興奮と言うのは、中々なれないもので、私は演奏直後は上手く寝付けるまでだらだらテレビを見てしまうことが多いのですが、今回の場合翌日のこともあったので、マサチューセツ在住でコンサートに来てくれた友人に近くのバーに連れて行ってもらって、ウィスキーを飲んで、バタンキュー。
そして昨日16日、朝10時半に同じ運転手の同じバスに乗り込んで(デジャブー)NYにとんぼ返り。バスターミナルの近くで腹ごしらえをしてから、ジュリアードに直行し(5pm)必死で練習して、夜8時半からこれから在るいくつかのオーディションのプログラムの通し稽古を、先生と先生の友人達の前で披露しました。 
頑張れば、出来る物です。