NY

メリークリスマス!

NJのホームステー先に居る。 家族が日本に帰国した16の時から高校を卒業するまでホームステーをさせてもらって以来、 私の部屋はずっとそのまま私の部屋で、地下にはずっと私のスタインウェイを保管してくれている。 もう92歳と83歳なのだ。 私は、私がお世話をするつもりで来たのに、 デザートまでフルコースのお食事を作ってくれたり、 11月に在った私の誕生祝いのプレゼントを「ハッピバースデ―♪」と歌いながらくれたり、 勉強中の私にお茶を出してくれたり、 甘やかされっぱなし。 雪が見れるかと思ったら、とんでもない。 華氏70度、摂氏21度の記録的暖かさ。 何だか異様だが、心配していた防寒着が案ずるより産むが安しだった。 何だかリラックスする。 ストーカーが12月17日に逮捕されて、かなりの開放感だったけれども、 やっぱり緊張状態は、実際逮捕現場を見ている訳では無し、すぐには完全には解けなかったらしい。 NYに来て、全てがおいしく、嬉しく感じる。 論文と練習が、また軌道にのりつつある。 毎日、毎時間、大切に愛おしく、過ごしていこう!

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新年明けまして、おめでとうございます。

昨年は大変お世話になりました。 2012年も引き続きよろしくお願いいたします。 冬休み中の1ヶ月のNY滞在は私にとってとても感慨深いものとなった。 私は本当に素晴らしい友達に恵まれている。 老若男女、様々だが、10年以上も付き合いを続けている友達も沢山いる。 お互い病気になったりまた健康になったり、恋愛したり失恋したり(結婚したり、出産したり)、幸せだったり落ち込んだり、でもずっとずっと友達で来た。 友達のAさんはジュリアードで学部と修士を修めた後、ピアノ教師を何年か経て、離婚をきっかけに薬品会社に勤め始めた。私はちょうど薬品会社に勤め始めた頃の彼女と知り合って友好を深める事になったのだが、トントンと出世して、今ではマンハッタンの高級アパートに住居を構えるお金持ちである。しかし「アーティスト」と「成功したキャリア・ウーマン」と言う二つの相反するアイデンティティーを交渉すべく、彼女は私の様な駆け出し演奏家を応援してホームコンサートを開いてくれたり、パトロン的活動も積極k的に行っている。そんな彼女が3週間休みを取ってタンザニアに行ってきた。この頃こういうパッケージツアーが結構あるようだが、これは午前中に旅行会社がアレンジしたボランティア活動を行い、午後にはその地域の言語や文化についての講義を受け、夜と週末は自由行動と言うプログラムである。彼女はモロッコに2回行ったのに続き今回タンザニアに行ったのだが、毎日午前中英語の教師をして様々な人生背景を抱えた多くの子供たち、教師たち、さらに孤児院運営に携わる人々と知り合って多いに触発されたようだ。興奮気味に目をきらきらさせながら語ってくれた。 今ではNY近辺の巨大オーケストラでのポジションに落ち着いている、私が16の時以来お世話になっているSさんは、『音楽家に成ると決めた時に結婚も楽な生活もきっぱりあきらめた」言及した事が過去にあるにも関わらず、今では一時のパパである。幼児言葉で子供をあやす、長年の先輩を目にするのはなんとも微笑ましい。が、一報、夫婦共にぎっくり腰になったとか、抱き上げることの繰り返しで腱鞘炎になりそうになり、演奏に支障が出そうなどの裏話を聞くにあたり、自分の結婚・出産の見込み・期待に全く別の観点が生まれてくる。 NYは世界の色々な音楽家が集まってくる文化の拠点地でもある。学部の時の親しい友達がクリスマスなどの祝日をきっかけに世界中から集まってくる。学部の時のボーイフレンドだった、今はパリ在住のピアニストのデーヴィットとも本当に久しぶりにお茶をした。それから学部の時3年住んだボロ・アパートのルームメート、4人居た内の3人がたまたまNYに居合わせることになり、(一人は現在サン・フランシスコ在住、もう一人はミネソタ州からNYに越してきたばかり、そして私はヒューストン在住)3人でお食事をした。4人目の今サンディエゴ在住で一ヶ月前に出産したパメラに、皆で出産祝いのカードを書いて郵送した。本当に心温まるひと時だった。 それから、今まで5枚出したCDの内4枚をプロデュースしてくれたジョー。たまたま今回身を寄せたところがジョーのスタジオに近かった事もあって、3回ほど食事をした。それからその巨額な富を若い芸術家や非利益運営の芸術団体への応援のために惜しみなく使っている、私がもう15年来お世話になっているカップル。12年くらい前に一緒にお仕事した事がきっかけで知り合い、最近急激に親交を深めているソプラノ歌手。タングルウッドで共に頑張った友達、などなど、などなど。 皆、いつも想像力・創造力豊かにとても素敵な人生を提示して、私を触発してくれる。 私は本当に友達に恵まれている。 幸せ者だ、と思う。

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行ったり来たり

12月5日にNYに着いて、その足で芸術財団のパーティーに空港から直接向かい、(空港のトイレでワンピースに着替えました)それ以来本当に目まぐるしく毎日を過ごしている。NYでは、留守宅の鍵を私に預けてくれて、猫のベビーシッターや、植物の水やりなどの引き換えにピアノ付きの家を私に任せてくれる、仲の良い友達が何人もいる。そういう人たちの家に泊まる時は日中は旧友と会ったり昔の先生にお話を伺ったりレッスンをして頂いたり、買い物、コンサートと中々忙しい。そしてNJの高校時代のホームステー先に帰ってくれば、88歳と79歳になる私のアメリカン・ペアレンツが笑顔を崩して迎えてくれる。もう20年以上、家族の様に可愛がってくれた二人だ。近況報告に高じることになる。 そんなわけで、楽しく忙しく冬休みを過ごしている。 明日は久しぶりにクロード・フランク先生にレッスンをして頂く。

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また、NYに行ってきます。

ヒューストンに戻る日まであと二週間無い。 先週末録音を終えたゴールドベルグのアルバムの編集作業、 そしてCDの表や裏のデザイン、中の文章を書くなどの作業をする傍ら、 残り少ない夏休みを今だから出来ること、学校が始まったら出来ないことをやろうとしている。 今日は、とても美しい気候だった。 秋晴れ、と言いたい様な気もち良いカラリと晴れ上がった日。 どんなに忙しくても絶対散歩に行く!と決めていた。 そして明日はいよいよ録音編集のセッションのためにNYCに行く。 その後、昼食を録音技師とイタリア街でイタリア料理を、 そして夕飯をピアノ仲間と私の世界で一番好きなおすし屋さんで食べる。 今年は本当に楽しい夏休みを過ごすことが出来た。

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遅ればせながら、女子サッカー勝利について

18日に、日本女子サッカーが手に汗を握るような試合を見せてくれた跡、奇跡のどんでん返し勝ちしてくれた。日本でも感動の嵐を巻き起こしたようだが、在米日本人コミュニティーの間でもその熱気は物凄い物だった。意外な人が周りをはばからず涙して、「次の日の朝刊を読んでまた泣いた」などと公言していた。 町を歩いていると、すれ違った人、タクシーの運転手、そしてアメリカ人の友達などに「おめでとう!」と言われる。ちょっと悔しそうな人も居るが、大抵は「今の日本に必要な、元気が出るニュースが出来て、穂等に良かった」と手放しで喜んでくれる人が多い。背丈だけでもこんなに差がある日本人選手たちが、今まで勝ったことの無いアメリカチームを相手に、期待のプレッシャーにも打ち勝って、良くこんなに良い試合を見せてくれた、と本当に感謝の気持ちを感じてしまう。

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