キャンプの復習とこれからの予習

私がこれまでキャンプに出かけた国立公園は、ロサンジェルスから車で2~3時間の所にあるジョシュア・トリー国立公園やアンザ・ボレゴ国立公園でした。砂漠系で、ちょぼちょぼ草木が生えている感じで、干え上がった川の後をどこまでも歩いたり、昔滝が在った絶壁でやまびこを楽しんだり、そう言うキャンプでした。でも、今回は少し遠く、カリフォルニア州のずっと北、サン・フランシスコ近くまで4~5時間ドライブして行ったBig Sur 国立公園は海辺沿いの公園で、針葉樹や色々な草木が茂っている中突然絶壁の向こうが海だったり、色々な川や滝があったり、ずっと「豊かな自然」と言う感じがしました。アザラシや、スカンクや、リスやカモメなど沢山の生き物との遭遇も在ったし、色々な花や鳥の声や水の音に囲まれて、兎に角気持ち良かった。今回の一番のビッグイベントは川越えです。まだ朝晩が凄く冷え込むし、今回は少し強行軍でキャンプの前後のスケジュールがとても過酷だったので、チャンと寝れるようにテントではなくキャビンを予約したのですが、このキャビンに着くまでに車で橋のかかっていない川を運転して越えなければ行けず、ジープでも無い、普通の乗用車で行った私たちはちょっとビビクリました。でもこれはチャンと川の中に舗装がしてあって一度通ったらただ物珍しくて楽しかっただけだったのですが、もう一つの川越はちょっと怖かった。国立公園は自然保護地でも在り、訪れた人々の為に奇麗にしては在るのですが、自然保護が一番の優先です。マスの産卵の時期に当たったようで、マスがチャンと川のぼりが出来るよう、川の橋を撤去してあったところが在って、私たちはどうしてもその川の向こうに在るビーチに行きたかったのです。始めから公園の管理人さんたちに「川越は無理ではないけれど、水は冷たいし、かなり深い。太ももまではつかる覚悟で、靴とズボンは脱いで渡ってください」と警告されていたのですが。。。砂浜に行く時は、ただ水の冷たさに息をのんだだけでそれでも大騒ぎしながら、普通に越えたのですが、ビーチで遊んだ帰り、同じ川を越えようとした時、水域が随分高くなっていることに入ってから気がついたのです。
でもその時はもう川はすでに半分越えていて、「もう進むしかないよ!」と私は声高らかに宣言して、皆を引っ張るつもりで一人でぐんぐん進み始めたのですが、川の勢いが強く、向こう岸に垂直に進んでいるつもりがどんどん流されて、斜めに歩いていたのです。皆が後ろで大騒ぎしているので、やっと自分でもそのことに気づき、パニック!そしてパニックしたから余計足元があやしくなり。。。あそこで転んでいたら、かなり流されていたところでしたが、でも幸い、私は足腰にチャンと力が入って踏みとどまり、胸まで水につかってしまったものの、無事でした。そして私が無事に渡ったのに勇気づけられて残りの友達もちゃんと渡りきったから良かった。あそこで砂浜に残されて一晩明かすのは苦行だったと思います。
後で、皆で大笑いしました。 
今回キャンプで学んだこと;
1)「なせば成るし、思い切ってやってみると大抵のことは楽しい」
2)「冒険している時足元ばかり注意していると、余計危ない。周りにもチャンと注意を払いながら進んだ方が肩の力も抜けるし、ずっと楽しいし、足元の危険と周りの危険の両方、バランス良く注意を払える。これは初見の時、楽譜ばかりにらんでいても逆効果なのと同じ。楽譜と鍵盤と交互にバランス良く注意を払って初めてちゃんと音楽も耳に入ってくる。楽譜ばかりにらんでいると、どうしても変な力が入ってしまいに全然聞けていない状態になってしまう。」
なぜこれから強行軍かと言うと、来週からコルバーンの入学試験が在るからです。私はオーボエや、クラリネットやバスーンやチェロの伴奏に駆り出されて20人位の人と一緒に一回のリハーサルとオーディションを弾かなければいけません。一人大体2曲から3曲弾くので、私は今楽譜の山に埋もれそうです。でも色々なピアノ以外のレパートリーを沢山つまみ食いするのも、それなりに楽しいです。
1)「好きこそ物の上手なれ」子供の時に面白い本が辞められなくて、お母さんに叱られてもトイレに行って中でこっそり(夜遅くとか、練習しているはずの時間とか)に夢中で読んでいた、あの夢中さを練習で再現すればどんどん譜読みがはかどるはず!(次はどうなるのか)と言うワクワクした気持ちをそのまま譜読みに投影させよう!

2 thoughts on “キャンプの復習とこれからの予習”

  1. 無理だと思ったら引き返す勇気も忘れないでください、自然は美しいけどとても怖い存在です。けど、キャンプはとっても楽しかったようですね、自然と元気に渡り合えるうちは、god is our side!位におもっていればいいのです。元気なマキコサンがんばれ。

  2. >abbrosさん
    確かにそうですね。あの川越は一歩間違えればちょっと危ないことになっていました。ラッキーだったと思います。でもだからこそあの体験が今回のキャンプの一番の思い出にもなったと思います。めでたし、めでたし。
    マキコ

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