April 9, 2010

リズム感について

練習に本当にノル一日、と言うのは、朝から違う。 私は大体朝食の直後、朝一番に簡単なウォーム・アップから始める。自分の姿勢と呼吸、自分と鍵盤の位置と関係、そして自分の体の重さと動きと血のめぐり、などを確認するような、簡単なものだ。ところが、ノル日と言うのは、この段階ですでに脳みそが色々な発見するのである。昨日はこういうノル日だった。 簡単なスケールを弾いていた途端、脳みそが「ビビビビ!」となった。(何だか、今のスケールはリズム感が良く無い、なぜか。テンポは一定してるし、音の粒はそろっているし、特に目立ってリズムが間違っているわけではないのに、垢ぬけない。なぜか。リズム感とは何か)と始まり、(リズム感と言うのは、ただ単に正確に時を刻むということでは無い。もしそうならば、時計の秒針や、メトロノームのリズム感が良い、と言うことになるが、決して私たちはそう感じない。じゃあ、リズム感とは何か。それはもしかしたら方向性のある拍、と言うことではないか。)とこれはずっとスケールを弾きながら、リズム感を良くするべく試行錯誤しているうちに脳が勝手に独語しているのである。方向性のある拍、だけではない。性格のある拍、とでも言おうか、主張のある拍なのである。そして拍と言うのは、独立して方向性や性格を持てるものではない。全て周りの拍との関係、総合的な強弱や音色や非常に微妙なタイミングによって、初めて方向性や性格を持ち得るものなのである。。。発見! こういう練習はワクワクするし、こういう風に始まった日は一日中練習が凄く楽しい。

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美味しいお寿司を食べました。

私の友達のジョンは美味しい物を食べないと良い音楽が出来ないと信じている。 私は勿論、美味しい物は大好きだが、食事自体が凄く好きで「美味しい」とか「美味しく無い」とか以前に、どんなものでも興味を持って食べることが出来る。「なぜ自分はこの料理をまずいと感じるのか、材料は何か、調味料は何か、自分にとって『まずい』とは何か」と考えながらもぐもぐやっていると、結構何でも楽しく食事が出来てしまう。それを持ってケチなので、美味しい物を食べるための努力と言うのはジョンの様な友達に無理やり連れて行かれないと、しない。ジョンはもう2年程「トロと言うものが食べてみたい」とずっと私に言っていた。私は(トロは高いしな~)と思いながら「じゃあ、来週ね」とか「来月ね」とか、適当にかわしていたが、ついに今日ジョンと二人で連れ立って寿司屋に行った。 そして、私はちょっと反省した。 本当に美味しい物を食べると、こんなに満ち足りた、幸せな、楽しい気分になれるんだなあ。 ジョンとの会話もいつもにも増して充実して、その後二人でバリバリ練習した。 そして(この店はいつも人が並んでいるなあ)と思っていた寿司屋に行ったのですが、びっくりするほど安くて、そしてとても美味しい寿司だったので、これからも行こうと思います。ロス近辺にお住まいの方、リトル・東京の「ハマヤ」と言うお寿司屋さんです。

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