熱い練習

いかに効率よく練習ができるか。 いかに体の負担を少なくして、効果的に難所を弾きこなせるか。 演奏者の永遠の課題である。 ヨーガの影響もあるのだが、私は最近 いかに体の中心から弾くか、と言う事を意識して練習している。 例えば、単なるスケールやアルペッジオでも 指先だけに集中してパラパラと弾くよりも 軸を手首よりも、肘よりも、肩よりも奥に、 背中にイメージするのである。 背中から鍵盤に向かって半円を描くイメージで 鍵盤を上下する。 その時に体の軸をしっかりとするため、重心を下げるべく丹田も意識する。 そうすると、不思議なことに熱くなってくるのである。 ポカポカ。 何故だろう。 指揮者や良く、汗をかく。 管楽器奏者も良く汗をかく。 最近、我が心の友、Mさん(クラリネット奏者)とのCD録音のため 何時間もリハーサルや録音作業をしたが、 彼女の鼻の頭が汗の玉で光っているのに 私は全然。 まあ、普通ピアニストは座っていることもあるのか、他の奏者より発汗は少ないのだが、 補佐役で大活躍をしたMさんのBFに 「マキコはきっとうまいから汗をかかないんだね(=⌒▽⌒=)」 とおだてられたが、 実はその反対だったのかも… 最近では練習室の体感温度が練習の効率のバロメーターである。

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