生徒から最高のプレゼント

今日は夏休みの前、最後の教える日だった。 色々な生徒が居る。 インターナショナル・スクールなので、親の転勤などで転校して行ってしまう子も多い。 9歳の生徒に涙ぐまれたりすると、こちらもググっと来てしまう。 生徒はやっぱり可愛い。 そんな中、最高の贈り物をもらった。 14人教えている中の2人がそれぞれのレッスンで息せきって真っ先に報告してくれた事。 ちょっとさかのぼって。 私の教えている学校では先月「発明週」と言うのがあった。 クラスの中で4~5人のチームを作って世界に貢献できるような発明を考え、 自分たちの学習を総動員して出来るだけ具体化し、提出して学校内のコンクールをし、 それで勝ったチームは学校外の同じようなコンクールにエントリーする、と言う物だ。 私の生徒から聞いたので、一番すごいと思ったのは、難聴者用の眼鏡! 難聴者、あるいは聾唖の方がこのメガネをかけると、 周りの会話が字幕になって眼鏡のガラスに表示される、と言う物! 凄い。 これは6年生のアイディア。 テキサス・メディカル・センターの「若い発明家」のファイナリストに選抜された、 私の生徒の二人がチームメンバーの、4人組。 この4人は7歳~8歳。 彼らのアイディアは、指が無い人、あるいは麻痺している人のための手袋。 この手袋には電気シグナルで指令が出せるような仕組みになっていて、 麻痺していたり、無かったりする指が、動いて作業を出来るようになる。 「だから、指が無い人でもピアノが弾けるでしょ?」 と、言われたときはもう本当に、本当に嬉しくってギュッとしてしまった。 4人組の内、二人は私と一緒にピアノを本当に始めた。 どの鍵盤が「ド」か、楽譜はどう読むのか、リズムはどういう仕組みなのか、 そう言う全くの初歩から始めて、今では二人共簡単な教則本の曲は弾ける。 その二人が「指の無い人でもピアノを弾けるように」と言ってくれたのは 本当に本当に、本当に嬉しい! ピアノを教えていて、良かった~!!!! 音楽人生、万歳!

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