音に込める願い。「いたいの、いたいの、とんでけ~!」


ピアニストとして私のしたい事は、言葉以上の思いを音に託して発信すること。
毎週水曜日はヒューストンから南に少し言ったHobby国際空港で
クラリネット奏者で私の心の友である麻衣子さんと演奏している。
皆が忙しく行き交う中演奏をするのは、
演奏会場で演奏するのとはだいぶ違う。
色々な人を観察しながら、色々な事を思う。
ヒューストンの大産業の一つは石油に並んで、医療。
Houston Medical Centerと言うのは癌研究で世界先端と言うこともあり、
沢山の医者や患者がヒューストンに最新の医療技術を求めて来る。
昨日は弾きながらその事にふと、思いが飛んだ。
今こうして闊歩している人たちのどれだけが患者さんとしてヒューストン空港に来たんだろう?
あるいは患者さんのお見舞いに来ている、家族の方々なんだろう。
最近、2歳の子が、お母さんに一生懸命
「いたいの、いたいの、とんでけー」とやっているのを見た。
私がピアノを弾きながら、色々な方の安心を願うのは、
実際には「いたいの、いたいの、とんでけー」と同じかも知れない。
でも私は「いたいの、いたいの、とんでけー」の行為と伝統に込められた、
『愛』みたいなものも、愛おしいと思う。
そして、それは確かに私たちを色々な意味で癒してくれる。
いたいの、いたいの、とんでけ~。