演奏後に皆で抱き合って泣きました。


昨日の「時の終わりのための四重奏」の演奏中、
私はこんなことは本当に初めてだけれども、何回か泣きそうになってしまった。
チェリストは泣いていた。
お辞儀の時は本気で泣いてしまい、楽屋で4人で抱き合って泣いた。
「時の終わりのための四重奏」が
第二次世界大戦中にフランス兵士としてドイツの捕虜収容所に居たメシアンが
収容所の中で書いて、初演した曲だ、と言う歴史的事実と
先週のパリ、今週のマリでのテロ惨事、
そして演奏前に
「負の力に抗って創造を続ける世界の全ての人々のためにこの演奏を捧げます」
と言った事、そういう事も今回の感動の理由の一部だったかも知れないけれど
でもやっぱりこの曲は部屋を一体にする、
パワフルな、祈りのような曲なんだなと実感した。
お客さんが泣いていたかどうかは分からないけれど、
ゆっくりと始まった拍手はいつまでもいつまでも続き
一人ひとり立ち上がって最後は総立ちになってくれた。
音楽家になってよかった。