本当に好きな事

私は子供の頃、「本の虫」だった。
本が好きで好きでたまらなくて、夢中で読んで、読むのを辞めたくなくて、
次のページに何が書いてあるのか知りたくて一生懸命で
授業中にも、練習中にも、トイレの中でも、5分休憩でも
どんな機会でも読みふけっていた。
病気の時「疲れるから」と読書を禁止されても、布団をかぶって読んだ。
大人になって、犯罪にも巻き込まれてしまったりして、
せっかく論文書こうと思って楽しみにしていた午後の4時間が
野暮用で思いがけず潰れてしまったりして、
気分をそがれて悲しい気持ちになっていたとき、子供の頃の読書を思い出した。
本当に好きな事ならば、どんなに短い時間でも飛びついてやる。
他にやらなければいけないことが邪魔に思えるのではなく、
それをできるチャンスの全てがうれしい。
論文執筆と論文のためのリサーチを本当に好きになろう。
練習を好きになろう。
野暮用は、それを終えれば嬉しい事にありつける、ちょっとしたチャレンジだ。
好きな事が出来ることを楽しみに、ちょっとだけ我慢すればよい。

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