「もう十分やってくれた。ありがとう」


昨日は5歳の女の子のお葬式で弾いて来ました。

面識の無い家族のお葬式で弾くのも初めてでしたが、

子供のお葬式への参列も初めてでした。

カーテンの紐に首を絡ませて事故死してしまったそうです。

5日間の昏睡状態を経て、亡くなったと言う事でした。

とても活発で好奇心旺盛な生き生きとした女の子だったことが

ご両親、おじいちゃん、学校の先生、従妹の追悼のお話しから良く分かりました。

 

お話しが来て、状況説明を受けた時から

ご両親の気持ちを想像して出来るだけ寄り添いたいと思いましたが、

想像を絶すると言うのはこう言う事だな、と思いました。

でも家での事故だと言う事で、ご両親がご自分を責めてしまわないように

周りからのサポートとケアが必要だな、と思いました。

お葬式は、会場に人が入りきらず立ち見が会場の中にも外にも鈴なりで、

「5年間、私たちを明るく照らしてくれて、一緒に沢山笑ってくれてありがとう」

「これからはずっと天国でお姫様のかっこうをしていられるね」など、

明るい追悼が多く、子供らしい逸話には会場が笑いに包まれるなど、

女の子自身とご家族の人柄とのコミュニティーの結束の強さがうかがわれる式でした。

 

でも、私がこのブログを書いているのは、お兄ちゃんの言葉を書き留めたかったからです。

娘さんが昏睡状態の時、お父さんが二人のお兄ちゃんに向かって

「お前たちには何にも悪い事が起こらないように責任を持って出来る限りのことをする」

と言ったそうです。

お兄ちゃんはマイクを握って泣きじゃくりながらその時からずっと言いたかったと前置きをして

「お父さん、そんな事は言わなくても良い。

もうお父さんは僕たちに沢山の事を教えてくれたし、今までずっと見守ってくれた。

それだけで十分です。ありがとう。」

と言ったのです。

 

尊い言葉だと思いました。

この式に音楽を添えられて良かったです。