オーボエとの共演 2


日曜日に日本からロサンジェルスに帰って来ました。
時差ぼけで、ねむ~いです。
24時間眠いのに、夜中に目が覚めて、夜の半分は起きています。
起きてはいるけど眠くって使い物になりません。
そして日中もほとんど同じ―「起きてはいるけど眠くって。。。云々」
そうしているうちにも、帰ってから最初の演奏会、木曜日のオーボエ・リサイタルのリハーサルが
月曜日から急ピッチで進んでいます。
オーボエと言うのは、もしかしたら演奏するのが一番肉体的にきつい楽器かも知れません。
物凄い小さな穴に、物凄いプレッシャーで息を吹き込んで音を出すのだけれど、
持っている息の全てを吹き込むことは不可能で、
息継ぎのときは必ず肺に残っている息を吐き出してから、吸わなければいけない。
このことと、それからその息を吹き込むプレッシャーで、失神することもあるそうだ。
今回一緒に弾くシューマンの「三つのロマンス」は特にこの点が難しい曲のようで、
特に2楽章を弾いた後のジェニーは、息が荒くなって、顔が真っ赤でまるでマラソン走者のようだ。
酸欠で、指先がしびれてきたりするそうだ。
今日のレッスンでは、私の尊敬するオーボエの先生(アラン・ヴォーゲル)に
「二楽章では、ピアニストはもう看護婦になったつもりで、兎に角オーボエ奏者の息に気を使って。
ここではオーボエ奏者が出来るだけ時間の余裕を持って息継ぎが出来るように、
息継ぎの所では、できるだけテンポをゆっくりにして」と言われた。
もう、音楽がどうの、フレーズがどうの、と言っていられない。
私だってジェニーに気を失ってほしくない!
一生懸命ジェニーの横顔を観察しながら息継ぎが始まったら音を出来るだけ長めに弾く。
頑張れ、ジェニー!気をしっかり、ジェニー!
私はピアニストでよかった。。。


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