ユリズミックスとTokyo弦楽四重


今朝はMind/Bodyのクラスで、ユリズミックス体験会をした。
ユリズミックスとはフランスのDelcrozeと言うピアニストが発明した音楽教授法で、音楽を身体で感じる事で、より音楽的なリズム感、拍、をつかもうと言うメソッド。私の記憶違いだろうか―「窓際のトットちゃん」でトモエ学園で生徒にユリズミックスをさせていたと思うのだが...ピアノの伴奏に合わせて、生徒を拍に合わせて歩き回らせ、その内腕は指揮、頭はリズム、とか身体の色々な部分でその曲の違った側面を反映させる。そういう訓練をすることで、音楽を頭、あるいは耳で覚えるのでは無く、身体で感じさせよう、と言う教授法。主に子供に使われるが、もともとは杓子定規に弾く音楽学生の治療法として開発された。
ライスのピアノの教授の一人がこのユリズミックスのエキスパートだそうで、今日は一日体験をした。中々楽しい。そして、中々難しい。しかしこうやって譜読みをすれば、リズムが複雑な曲になればなるほど、助けになりそう。面白かった。
夜は学校の大ホールで東京弦楽四重が演奏した。東京弦楽四重と言うのは、日本ではどれだけ評価されているのか知らないが、アメリカでは弦楽四重のトップクラスである。ただしもともとのメンバーは全員日本人だったのだが、メンバーが抜けるたびに新メンバーが白人なので、今では日本人は第二ヴァイオリンとヴィオラの方だけ。今日のプログラムはハイドンの最後の弦楽四重、バーバーの弦楽四重、そしてシューベルトの弦楽五重奏でした。ほぼ満席の聴衆が、楽章の合間にも拍手をせず、物音一つ立てないで聴き入っているのには恐れ入った。アメリカの聴衆のマナーはかなりひどく、ニューヨーク・フィルや、カーネギー・ホールのコンサートでも演奏中の聴衆の物音や無遠慮な咳が絶え間ない時も在るし、楽章間の拍手も在る。私は拍手は聴衆が感動したなら、拍手したいならすればいいと思う。でも、演奏中の無遠慮な咳や物音はやはり演奏者そして他の聴衆のの集中を妨げるから、嫌いだ。ヒューストンはその点、ニューヨークやロサンジェルスの100倍も良い(少なくとも今夜の演奏会では)。びっくりした。でも、シューベルトの3楽章の終わりはとても盛り上がって、私でさえ思わず拍手しそうになったのに、聴衆がかしこまって「シーン」としているのは、ちょっと不自然な感じがした。なんにせよ、今日の聴衆の音楽の知識レヴェルは相当高かったと思う。