平田家の団欒は大抵、外食か、家で一緒に映画鑑賞をする事です。
昨日の夜は両方!至福のときを過ごしました。
先週半ばの母の誕生日を祝うために、
まず父が家族を品川大飯店という中華のお店に招待してくれました。
平田家は私の幼少時代の6年間を香港で過ごしたのですが、
香港時代に食べた中華と雰囲気を彷彿させた!と
父がお仕事関係で行ったお店に連れて行ってあげたい!と言ってくれたのです。
菜食主義の私のために父が予約の際電話をして確かめてくれました。
お店に着いたら、料理長が出てきて、私が食べられる物、食べられない物を確認してくれ、
両親と妹が注文したコースと同じペースで菜食のコースを私のために考えてくれたのです!
その心遣いが本当に嬉しかった。
そしてまた凄く美味しかったのです。
私は正直、今回だけはちょっと肉食がうらやましくなるかな、と思っていたのですが、
むしろ私の菜食主義コースの方が美味しかったかも!
1.前菜のゴーヤの甘酢漬けはマリネしてあるのになぜ、と思うほどカリカリで
その甘酸っぱさは物凄く新鮮でした。
2.野菜スープには、筍や人参などが上品な細切りになって彩りも良く、しかも歯ごたえが残るほどなのですが、お出汁がしっかり出ていて、本当に美味しかった!
3.卵がとても美味しい、ふわふわの大盛になって、これも筍や色々なお野菜が入って出てきました。
4.お豆腐としいたけと緑野菜のあんかけ!あんが本当に美味しくって、家族にも大好評でした。
5.シメジ、エリンギ、えのきなどのキノコと豆などが軽く焦げ目が付くくらい炒ってあるもの。こんなに少量の炒め物を私のためだけに作ってくださったのが勿体無いのですが、熱々出来立てで、キノコ類が申し分ない日の通り加減でしゃきしゃきで、最高!
6.野菜チャーハン!レタスなど、意外な野菜がしゃきしゃきして、きれいに油が一粒一粒をコーティングしているもちもちご飯と素晴らしい対照を成していました。
7.杏仁豆腐
皆がコースだけど、私だけは野菜一品料理でも取るのかな~と思っていましたが、
料理長の心のこもったおもてなしで、家族で本当に楽しく思い出に残るお食事が出来ました。
料理長さんに、箸袋をひろげて、裏に「ありがとうございました」と書きました。
私の菜食主義を尊重して、それでも家族と団欒の時を与えてくださって感謝します。
その後、家でアウンサンスーチーの映画を観ました。
「The Lady」と言う映画で、圧迫的な軍事政権に反対して民主主義を掲げ、
度重なる自宅軟禁や、イギリスにいる家族からの隔離などにも耐えて
活動を続けている様が描かれる2時間半の映画。
最初だけ見て就寝、と言っていましたが、
平田家には珍しく夜更かしして全部見てしまいました。
私も、ああいう風に使命感の元に凛と在りたい、と思いました。
とても良い休日でした。