快い疲れ

今日から私のタングルウッドのスケジュールは満載です。
今日は来週月曜日のオケのコンサートの「町人貴族」の最初のリハーサルが在りました。ピアノ・パートがかなり大きく、コンチェルトの様なセクションも在ります。
その後、ジュリアードのピアノの教授、ジョーセフ・キャラクスタインの公開レッスンでシューマンの「子供の情景」を弾きました。上手く弾けたし、自分では思いつかなかった視点を提示してもらえて、良かったです。
その後二人の歌い手とリハーサル。練習室がうだるように暑く、頭から水を被ってリハーサルをしました。
最後にステファニー・ブライスの公開レッスンでブリテンの歌曲の伴奏をしました。ステファニー・ブライスは知れば知るほど素晴らしい女性、そして音楽家です。「この世は表面的な物事で溢れている。深く掘り下げなさい。自分に正直でありなさい。強く自分を持ちなさい」と最後に十分くらいスピーチをしてくれました。感動して涙が出ました。

2 thoughts on “快い疲れ”

  1. ステファニー・ブライスさんのお話「現象にとらわれるな、本質を理解しなさ」ということですね。ラジカルなひとですね、わたしもちょっと調べてみようと思います。

  2. >abbros.kawashimaさん
    歌い手になる前は物書きだったようです。「芸術と言うものは、自分の中にある最高の人間性を助長し、自分より大きなものとつながらせてくれるべきだ」、「自分が歌うのは、子供を亡くしたばかりの友達が2週間家に閉じこもっていたのに、慰められる事を期待して、私のリサイタルを聴くために出かけて来てくれた事が在るからだ。個人的には不可能なレヴェルで、人と何かを分かち合うことが、歌を通じてなら出来るからだ」
    と、言っていました。私はとても感動しました。
    マキコ

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