くたくたの私たちが今朝起きたのはびっくり9時半!
大慌てで支度をして、ClarinetFest最終日に駆け付けたのは
10時半から私たちが今シーズン何曲か演奏するMarcus Maroneyと言う作曲家の演奏を聴くためです。
ヒューストン在住の作曲家。
ホテルに帰ってきて私たちを元気づけてくれたのは、朝食です。
2日前に買ったチーズは毎日食べるたびに感動するおいしさ。
そしてチーズに合わせて買った、そのときはまだホカホカだった、
生地を発酵させてから焼くパンは
毎日味が変わり、その味の深さと進行振りは、私たちの会話を盛り上がらせます。
果物、昨日買った、いかにもスペイン!サングリア・ティー。
すべてがやっぱり素晴らしく快活!
(そう言えば、昨日はモヒト・アイスも食べたのでした。おいしかった!いかにもスペイン)
元気づいた私たちが繰り出したのは、観光スポットEl Rastro.
要するに毎週日曜日の蚤の市。
スペインのお土産が買えるかも。。。と言う当初の期待は即却下。
特にスペイン色が強い品物がある、と言う訳では無いのですが、
「これ、代々家族で使ってきたでしょう!」みたいな
清潔さがちょっと疑問のナイフやフォークから
工芸品、装飾品、アイディア商品、金具、ポスター、アンティーク。。。。
生活臭する面白いものが、何ブロックにも渡って所せましと出店に並べられています。
一般的な極彩色的な色使いから、
お客さんや店番の服装、
彼らと交わすカジュアルな挨拶や目線、
そのすべてが楽しい。
そんな中私のハイライトは二つ。
一つは5人組の音楽家の大道芸に遭遇したことです。
100人近い聴衆に輪車に囲まれた彼らは、受け狙いのツボを心得て
みんなを笑わせ、虜にして、自分たちも本当に心から楽しそうにカメラ目線を送ってきます。
私たちは本当に楽しい旅の思い出をもらいました。
でも、そんな彼らのパフォーマンスや音楽がちょっとうらやましい反面、
そういう音楽は私の拠り所、バックボーン、『道』にはなり得ないと言うことも分かる。
人生、紆余曲折を経験すればするほど、
私は自分の音楽がいかに私の人生と価値観と信念を助けてくれているか、
いかに文字通りの拠り所になっているか、感じ入ります。
どうして、ああいうみんなが大笑いして、大好きで、楽しい気分に瞬間的になれる
ああいう音楽じゃ、それがかなわないんだろう。
そういうお話しを麻衣子さんとしました。
麻衣子さんとの友情も、私のバックボーン、拠り所、私の成長の『道』です。
そんな麻衣子さんと、お揃いで面白いお洋服を買いました。
ヒューストンで10月に予定している凱旋公演でお披露目します。
見たらきっとみんな今日の私たちの楽しい気持ちを感じていただけると思います。
ファンド・レイジングにご協力くださり、今回の私たちの旅行をかなえてくださった皆さんに、
私たちの気持ちです。
お楽しみに