洒脱日記157:炎天下の山登り

今日は仲間たちと炎天下にハイキングに行ってきました。Topanga州立公園と言う所です。干ばつでちりちりに乾いた草花が、炎天下の太陽光にさらされ、一触即発でいつ山火事が起きてもおかしくないという状態。カリフォルニア州では現在進行形の625の山火事。2020年にすでに起きている合計7,000の山火事と共に140万エーカー(約5700平方キロメートル)をすでに焼失。ハイキング中も、かなりの低飛行のヘリコプターが「ぱたぱたぱたぱた」と音を立てて何度もゆっくりと行き来していました。火の用心をしていたのでしょう。カリフォルニア州は元々山火事が多いところですが、年々山火事シーズンが早く始まり遅く終わり、その期間中の山火事の規模と破壊力が強くなっています。すべて気候変動の影響です。

が、私たちに何が出来るわけでなし。私は昨日の段階でフェローシップの応募も済ませ、今週末はCollaborative Minds Creativeのダンサーと詩人との’ドレスリハーサルと本番がそれぞれ土曜日と日曜日にあり、また来週日曜日にも本番。と、言うことで夏も終わりの今日の山登りに、いつもお世話になっているテツさんと仲間たちに誘われ、二つ返事で同行を決めました。

体温と同じくらいの気温は炎天下では体温より暑く感じます。そして日陰が少ない!でも湿度が低いので、木陰も風も涼しいです。そして絶景!

持って行った2.5リットルの水は全然足りませんでした。何しろ、トイレに行く必要が無いのです!汗もかいているのですが、肌から水分が蒸発していくのが感じられるほどの灼熱と乾燥。でも、もくもくと歩き続ける中、ふと気が付くと全くの静寂。仲間の足跡と息づかい以外は全く音がありません。時々鳥の鳴き声。そしてたまに風が吹くと草木が揺れる音がします。それだけ。

「がらがら蛇がこの先にいるから、気を付けて。」通りすがりの登山者が教えてくれます。月曜日と灼熱で余りいませんが、時々すれ違う登山者は「マスクをちゃんとして!」と神経質に叱りつけるご高齢の白人女性2人組や、赤ちゃんと犬を連れた友好的な家族や、様々です。暑いし、急な斜面をマスクして登るのは本当に息苦しい。そして太陽光の消毒と屋外ということもあり、マスクは人とすれ違う時だけピッとつける程度。

「YouTube、見ましたよ。演奏は勿論ですが、トークが素晴らしい。上手ですね。これからももっと見ます。」仲間の一人のOさんが声をかけてくださいます。皆コロナの影響を様々な形で受けています。そんな中、ちょっとずつでも応援し、応援してもらえるのが、嬉しいです。でも、お話しよりもみんな黙々と上る時間の方がずっと多いです。何を考えていたのかな~、みんな。私は頭の中で自分の将来を思い描いて、意欲をにしていました。

9時半から登り始め、下山完了が5時くらい。てっぺんで40分ほど食事と休憩。多分山登りと下山で激しく歩いていた時間はのべ6時間くらい。帰って来てから一気に炭酸水を1リットル飲み干しました。今、足の裏が火照っています。今日はよく眠れそう!よい休日、そして気分転換とリチャージの時間でした。良いコミュニティーを持って私は本当に幸せです。

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