洒脱日記207:出来るようにやる。

今日の血圧は85・50だった。

一か月ほど前の山火事の頃からずっと本調子ではなかった。始めは大気汚染のせいだとおもっていた。空気がきれいになっても調子が戻らず「視覚や嗅覚で感じられなくてもまだ大気が汚染されているに違いない」とずっと思っていた。それでも長引きすぎ...と思っている時に、野の君が黙って私のために血圧測定器を買ってくれた。それから毎日3回くらい計っている。グーグル様によると90・60以下が要注意と言うことで、私はまあ90・60を前後している。一番高い時が100・65くらい。一番低い時は88・55くらい。それでも、「もしかして私の計測法が間違っているのかも。」と思っていた。

今日歯医者で、最先端機器でプロに計ってもらって低血圧記録の85・50の結果が出た。何だか嬉しくなってしまった。

(自分は怠け者?)(どうしてもっと手際よく色々できないんだ?)(どうしてもっと捗らないんだ?)とか色々罪悪感を感じていたのだが…

( ̄∇ ̄;)ハッハッハ!私は病的な低血圧なんですよ~。

そうと分かったら、休み休み、ストレッチとか、水分補給とか、塩分補給とか、色々自分の体にお伺いを立てたり調整して気を使いながら、今日はかなり生産的に練習とリサーチと書き物を進めることができた。明日はお医者さんに相談するためのアポを取ろうと思う。

私は超健康体に見えるし、子供の頃はにょきにょきといつも必ず学年で一番背が高い健康優良児だったのだが、実は子供の頃から異様なほど変な病気を次から次へとする子だった。気管支炎とか肺炎とかはそれでも普通だと思うけれど、紫斑病って知ってますか? 虹彩炎は!?

3年生の終わり頃から風邪とか肺炎をこじらせることが多くなり、吐き下しの脱水症状で短期入院などもしたりして、病欠が多くなった。薬の副作用もあったのだろう。4年生の時に肝機能障害で一か月くらい入院した。診断が下って入院が決まり、取り合えず必要な物を家からピックアップするために一回家に変える途中、お母さんが運転しながら泣いてくれた。

「練習が辛いって言ってたのに、怒って無理やり練習させてごめんね。」

グーグル様によると肝臓病の症状が例外的に分かりにくいようだ。私だって自分で(怠けたい...「もう疲れた!」って言っちゃおうー😁)と、練習しながらいつもいつも思っていた。自覚症状は全くなかった。自分がそんなに大層な病気なんて思ってもいなかった。だから全然お母さんのせいじゃないよ。病気一杯して、心配も面倒も一杯かけて、こっちこそごめんね。

入院は一か月したが、私は大変幸せだった。お母さんが一日置きの面会の度に図書館から借りられるだけの本を借りて会いに来てくれる。そして面会が終わると本に読みふける。読みふけっていると、美味しい朝ごはんと10時のおやつと昼ご飯と3時のおやつとそしてお夕飯が出てくるのだ!おやつに週一くらいで出る手造りプリンが天下一品だった!今でもその味を覚えている。甘すぎず、物凄く卵黄の味がするのだ。トイレに行く度に鼻歌を歌いながら廊下をスキップしていた。そしたらもっと重度で入院している子の付き添いのお母さんが「あんたは誤診だよ...」とため息をついたり、笑ったりしながら私に言った。本を読むのに疲れると、お父さんが持ってきてくれたカセットデッキで「サウンド・オブ・ミュージック」の音楽を大音量でかけながら同室の子たちと手をつないで輪っかになって歌いながらグルグル回って、看護婦さんに怒られた。

私が個人的にそうなのか、みんな一般的にそうなのか分からないけれど、不安は辛い。でも状況が決まれば、その中でどうやって最善を尽くせばよいか自明になるので、事は単純化する。低血圧が問題なら、対処する。治療もするし、低血圧と言う条件の中でどうやれば一番生産的に過ごせるのか、考える。

このブログを読んでくださっている方で低血圧に効果的な健康法をご存知の方はご教授よろしくお願いいたします。

次の不安要素は選挙だな~...

2 thoughts on “洒脱日記207:出来るようにやる。”

  1. お疲れ様です。

    著名な音楽人同様、一病を得ているようですね。
    入院もされてベット上の安静の辛さ経験されて。
    それでも頑健に見えるのは気持ちが身体に勝っているからです。

    小川久男

    1. 病も死も人生の一部ですね。
      そこから何を習得するかがきっと大事なのですね。
      真希子

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