洒脱日記217:選挙前夜の不安

アンケートによると4人中3人のアメリカ人が選挙後の暴動を心配している。

  • トランプの「不正投票が無いように見張って」という呼びかけで、トランプ支援者が投票所で暴動がおこる懸念。
    • 今年の選挙中のボランティアたちは、前例未聞の暴動に対する訓練が行われている
    • 投票所に銃を持ってくることが合法かどうかの議論が裁判になる。(州によって法律が違う)
    • 16州ですでに4000人近い州警察が動員されて、暴動の沈静化に対応できるように準備をしている。
  • 選挙結果に不満を持つ人々が暴動を扇動する懸念。
    • トランプは「選挙で負けても大統領の座を平和的に移行しない」とすでに9月末に宣言
      • コロナの影響による初期投票の妨害や郵送投票などの不信声明
    • パンデミックの影響やそれを受けての郵送投票などで、選挙結果が数週間不明のままの可能性が大きい。
    • 選挙結果が出た後も訴訟やプロテストなど前代未聞の反応が出る可能性が大きい。
    • 来年一月の就任式までは何が起こってもおかしくない。
  • Walmartでは暴動が店に侵入し盗まないように銃や銃弾を店頭から先週木曜日に撤去。(その後また元に戻した。)
  • ホワイトハウスに今日午後未明、バリケードが張られる。

ワシントンD.C.のお店も暴動に備えて店頭にボードを張る動き。

A worker carries a wooden board as office buildings and shops in Washington, D.C., are boarded up Oct. 28, 2020, ahead of potential post-election violence.

昨日はこんな動画がSNSに出回った。トランプ指示を表明する旗をたなびかせる車が、Biden/Harrisの選挙運動バンを囲んで、予定されていたテキサス州での選挙運動のために高速から降りることを許さなかったのである。トランプは「I love Texas!」と動画をリツウィートしている

ザワザワとした不安。滅多にそんなことはしない私が今日はスーパーを3軒回った。韓国系のスーパーで果物、高級スーパーでこだわりの地鶏卵、そして大好きなトレジョで非常用の冷凍食品や保存食とお菓子。私自身が不安なので投影してしまうのかも知れないが、今日は道路の交差点でのクラクションがやけに多く、攻撃的。そしてどの店も混んでいる。月曜日の午後なのに、レジへの列が普段の週末より長い。そしてコロナの非常事態宣告の直前のようにカートに一杯の食料品を買い込んでいる人が多い。

「お店が普段より混んでいるように思えるのですが、選挙のせいでしょうか?」

レジのお兄ちゃんに聞いてみる。何気に「大学院生」と言う雰囲気がぷんぷんとするお兄ちゃんである。ハッとしたようにお兄ちゃんは品物のバーコードをスキャンする手を一瞬止め、やけに劇的に眼鏡の奥から私をじっと覗き込んで、重大な秘密を告白するように応答。

「...その観察は妥当と言って間違えないでしょう。」

お店からパニックを煽るような発言は控えるようにとか、指示が在ったりするのだろうか?それともお兄ちゃん自身が不安なのかな?

本当は明日結果が出て欲しい。すっきりとお祝いをして、この選挙のごちゃごちゃを全て過去の出来事にしたい。でもそうなる確率は限りなくゼロに近そうである。コロナと同様、これもかなりの長期戦になる見通し。

今日嬉しかったこと。

  • 日曜日の朝2時に夏時間が終わり、時計の針が一時間逆戻りしました。11月1日は25時間在ったわけです。お蔭で月曜日はうっすら目覚めた後もゆっくり寝床を楽しんで、余裕で朝練ライブ配信に臨むことができました。そして朝練ライブ配信が終わったらすがすがしい朝焼け!
  • 博士論文執筆中にすごくお世話になった大学の図書館で論文指導担当のエリザベス。学生相手ではなく教授相手のポジションで今日から新しいスタートを切る。昇格のニュースは私はメールでもう一か月前くらいに報告を受けていたのだけれど、今日SNSに昇格のポストが載せられていた。そこに色々な同僚への感謝の言葉と共に、「そして最後に御礼を言いたいのは、私の『家族』である...」と私の名前ともう二人のお友達の名前が...あああああ...!何と言えば良いのだろう。孤立無援の様な気持ちがしていた時に、物凄く大切な事を思い出させてもらった気持ち。ありがとう、エリザベス。
  • 今日はやけ食いを自分に許しました。ずっと食べたかった凄く体に悪そうなオレンジチキンと焼き飯の冷凍ディナー。大量のナッツ。アイス。出来あいのサンドウィッチ。もぐもぐもぐもぐ...
  • 一冊本を読破!書評は追って書きます。シャネル・ミラー著「Know My Name (邦題「私の名前を知って」)」。同時にミシェル・オバマのBecoming (邦題「マイ・ストーリー」)。正直に頑張って輝いている女性が沢山いる!

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