3月11日に東北・熊本復興支援のチャリティー演奏会をします。

ヒューストンで3月11日に東北・熊本復興支援のチャリティー演奏会をします。

ヒューストン日本人会、そして会場を無料提供してくださるFort Bend Music Center Kirby Locationの多大な協力を得て行うこのコンサートは、私と共演者のクラリネット奏者佐々木麻衣子さんにとっての友情記念でもあります。麻衣子さんと私が出会ったきっかけは、2011年のチャリティー演奏会を協力して行った事だったからです。

想えば2011年の東北大震災の際、ヒューストンの日本人コミュニティーは瞬時に結託し、様々な募金活動で力を合わせることによって、在外者としての日本との距離感から来る不安を払拭したのでした。私たち在外日本人には、日本社会に貢献・協力できることは日本と繋がれるきっかけ。日本人としての自分のルーツを確かめるひと時。そして日常生活に埋もれて時にはおろそかになってしまう日本人コミュニティーとのつながりの再確認のひと時でもあります。そして東北、そして熊本でいまだに避難生活を続けていたり、日常生活を平常心で続けることに困難を抱える状況の方々に、ヒューストンから応援している人々が居ると言う事実を知っていただく事で少しでも勇気づいて頂けたら、と言う願いもあります。

私たち日本人の多くは宗教を持ちません。でも、私は日本の古くからの慣習で例えば、子供が危篤の時、村中みんなで屋根に上って大声で子供の名前を呼んでその子を呼び戻そうとする、とかそういう習慣に「祈り」に似たものを感じます。ヒューストンのクリスチャン人口は今まで私が住んだことのある日本・NY・LAよりずっと多く、私にも物凄く敬虔なクリスチャンの友達が何人かいます。彼らは私が問題を抱えている時必ず「祈っているから」と言ってくれます。時々、私の手を握って私に聞こえるように神様にお祈りをしてくれる時もあります。始めは照れ臭かったのですが、私は本当に真摯なお祈りに何度も感動したことがあります。ティベット仏教のお坊さんはお経を唱えることで平和貢献をしている、と信じているそうです。中国からあんな侵略を受け続けているのに、お祈りをしなかったらもっと悪くなっていく、お祈りをしているから心の平穏・平和が保てる、と思うのだそうです。私の音楽は祈りだと思っています。そして、その音楽を3月11日に東北・熊本を始め、世界中の色々な被災者の方々のために捧げたいと思います。

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MATIMAコンサート 

 

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