リラックスしたい時、割とよく日本のテレビ番組をストリーミングで観る。
「深夜食堂」や「孤独のグルメ」は長さもちょうど良いし、幸せな気分にさせてくれる。
「新ゴジラ」も楽しかったし、「テルマエ・ロマエ」には大笑い、「3丁目の夕日」には涙した。
最近立て続けに観ているのは「下町ロケット」。
中小企業診断士を父に持つ私と、技術者より科学者の野の君と二人で手に汗を握って観てしまう。
阿部寛演じる主人公、精密機械製造業、「佃製作所」の社長佃航平は
夢と誇りと技術とのこだわりを貫き、社員からの人望も高い。
ところが、その技術力やパテントを大企業が狙ってきて、買収交渉や訴訟など難題を突き付けてくる。
世界に誇れる技術と可能性があるのに、大企業からは「町工場」とその雇用人の数や予算で鼻で笑われたりする。
何世代の付き合いがある銀行も「夢よりも営利」で肝心な時に剣もほろろ。
でも、社長は信念と道理を通し、人と運命を動かしていく。
私はどうしても自分を佃航平と佃製作所に重ねてしまった。
私にも世界に誇れる技術と世界中演奏旅行して沢山修行した経験から培った、信念がある。
そして音楽で世界をより平和に幸せに健康にしたいと言うヴィジョンもある。
でも、知名度の低さ、予算の小ささ、競争の激しさなどから、
私が提供する物の価値をそのまま評価もらえない。
世の中には「裸の王様」を「王様は裸!」と言えない人が多すぎる。
下町ロケットでは何年も寝食惜しんで開発した技術を銀行から「置物」と笑われる。
そして「技術開発」から手を引くことを融資の条件にされたりする。
しかし、佃航平はどんな窮地でも技術開発を絶対あきらめない。
私も、練習と自己向上の努力は死守する。それが自分の自信と誇りの土台だからだ。
私は世界の役に立ちたい。
世界をより幸せに、健康に、仲良くしたい。
そして自分の音楽や音楽人生を通じて培ってきた人生観にそういう力があると信じている。
でも、一人ではいくら頑張ってもできることが限られてしまう。
最近、生涯学習のクラスを講義する機会をいただいた。
往復2時間かけて出向いて、1時間のクラスを教え、約束されたギャラは100ドルだった。
が、約40人のクラスと先生が身を乗り出して聞いてくれ、活発に質問をしてくれ、私の音頭に乗って音楽と一緒に体を動かし、目を閉じてそれぞれの想いにふけり、笑い、感動を共にしてくれた。
クラスが終わって、なんと5枚ものCDが売れた。
さらに、翌日私のHPからゲットしたと思われるメルアドで、「ありがとう」のメールが参加者からあった。
「音楽で共感を促し、世界平和に貢献したい」と言った私のコメントに対して、
今回の冬のオリンピックで北朝鮮と韓国がいかに「アリラン」の使用で結束したかと言う記事を送ってくれた。
彼のメルアドから何と、彼は起業スタートのプロポーザルを作成する授業をUCLAで教えている教授であることを突き止めた。アドヴァイスを伺いたい、と言ったら快諾してくれた。
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