コロナ日記109：朝練ライブ配信を早朝にやる訳。

• 前米新感染者、4日目連続の新記録（4万6千人）
  • 州ごとの新感染者：カリフォルニア州（7,800）、テキサス州（6,800）、アリゾナ州（4,600）
  • ニューヨーク・ニュージャージー・コネティカット州は、感染者数の多い16州からの旅行者は14日間の隔離期間を要請：（カリフォルニア・テキサス・アリゾナ・フロリダ、など）
  • ファウチ博士DCで証言：一日10万人の新感染者に至る可能性もあり。
• EU国境規制の緩和：オーストラリア、カナダ、日本、ニュージーランド、韓国などはOK
  • アメリカ住民はアイルランドやイギリスなら14日間の隔離条件をのめばいけるが、そのほかのヨーロッパは駄目。

朝の6時にライブ配信を始めるためには5時半に目覚ましをかけます。今日は朝練ライブ配信5日目。5日の内の3日は目覚ましの15分前には目が覚めてしまいました。（ちゃんと起きれるかな？）と心配で夜中も何度か目が覚めて時間を確認します。まあ、これは慣れてくると思います。

なぜ早朝に配信をするのか。いくつか理由があります。

①全世界で一番起きている人が多い時間

私が住んでいるアメリカ西海岸の朝6時は、東海岸の朝9時。ヨーロッパの午後。そして日本時間の夜10時です。アメリカの人は出勤前、そして日本の人は就寝前…私にはちょっと早いけれど、でもみんなに平均的に丁度良いかな？と思いました。

②ネット接続の考慮

ライブ配信中は家中のWifiを切ってLANケーブルをつなぐのが一番安定します。それは毎週土曜日17時からの演奏会ライブ配信（日本時間は日曜日の朝9時）の時はやっています。朝練も最初はWifiを落としてやっていましたが、そこまでしなくとも安定していることが判明しました。どちらにせよインターネットを独り占めしても野の君のお仕事に支障がなく、インターネットが安定している時間が早朝だったのです。

③早起きは3文の得！

Covid-19を受けて外出禁止令が執行されて以来、私の最優先事項は兎に角心身の健康を保つことになりました。朝は兎に角眠れるだけ寝て、寝起きストレッチの後、散歩かジョギング・筋トレ・瞑想…そして朝食を取り、メールをチェックし…と朝のルティーンをこなしていると音出しがお昼近くになってしまったりします。私は元々超朝型人間で、朝起きたら着想があふれ出て執筆でも練習でもその時の最優先プロジェクトにベッドから走っていく…そういう人間なのです。その朝の勢いを取り戻したかった。そして自分の音楽に対する献身を再確認したかったのです。

始めは自分なりのお百度というか、毎朝みんなの健康と平和を願ってピアニストが発信しているという事実が少しでも誰かの励みになってくれば良い、というちょっとした「おごり」がありました。でも最初の数日は自分でも意外なほど早起きが辛く、一日中眠くて（自分はマゾか!?）と思いました。それが段々と生活のリズムが付いてきて少しずつ楽になっています。ここ数日は朝をバッハで、しかもゴルトベルグ変奏曲で始められるのが嬉しいです。嬉しくなったらなったで（私がこんなに楽しくってむしろ申し訳ない！）という気持ちもあったのですが、見てくれている小学校時代の同級生から「楽しそうにやっているのを見るのが楽しい」と言ってもらい、確かに楽しいから続けられるということもあるなあ、と思って、今は多いに楽しんでいます。

今日、ロサンジェルス界隈で伝説のテツさんの鉄則を印刷して楽譜立てに置きました。テツさんは筋肉もりもりの大阪弁のおっちゃんで、毎週二回「テツササイズ」という世にも激しいトレーニングを希望者に無償で提供してもう10年目です。どれくらい激しいかと言うと、初参加の人の中には吐いてしまう人も居るくらい。私は参加させて頂いて1年半になります。最初は腕立て伏せが一回もできない私でしたが、今こうしてCovid-19の非常事態の中毎日自己トレーニングをして心身健康でいられるのは、テツさんに色々教わったからだと思っています。テツさんは来る人には皆分け隔てなく応援してくれます。このテツさんがご自身に課されている鉄則を私も見習います。

• ★來る者拒まず、去る者追わず
• ★人に優しく、自分に厳しく
• ★一人でも参加希望者がいれば、その人の為に全力を尽くす
• ★人を強く元気にする為に、自分自身が強く元気になる努力をする
• ★見返りを求めない
• ★言い訳をしない

明日のライブ配信はこちら。明日はゴルトベルグの第4変奏曲です。

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