遠視・近視

正しい距離感で現実を捉える、と言うのは私にとっては結構難しい。
私はどちらかと言うと近視勝ちである。
物事を凄く近くで細かく見て、大きな構図を捕らえずに一つの点にに異常に集中し、
結果的には滑稽な使命感を持って、物凄く詳細なディーテールを長時間をかけて完璧に仕上げたりする。
でも、時々そんな私が物凄く遠視になるときがある。
今回の風邪も遠視になるきっかけとなった。
突然仙人のように達観してしまう。
(本当に大事なことなんて、本当はとっても少ない)
(皆忙しがっているけれど、必要とされている、と思いたいだけ。)
(しなきゃいけないこと、って言うのは本当はほとんど無い)
昨日は本当に一日中ベッドの中で過ごした。
咳も、熱も、鼻も、痰も、もうほとんど無いのに、気力が無い。
いつまでも泥のように気持ちよく眠れる。
(私はこのまま世捨て人になってしまうのだろうか。。。)
(このまま10年寝たら、突然悟りが開けて物凄い本を一冊書けるかも…)
(そんな人生も、素晴らしいかも知れない…)
(今までもう充分頑張ったんじゃない…?もうそろそろ良いんじゃない…?)
トロトロトロトロ、そんな感じで一日を過ごして、私はこのまま腐ってしまうのでは…と心配になり始めて今朝、11時に起きた。朝食後、ちょっと練習。ちょっと弾いただけで凄い疲労感。昼寝。(体力をつけなくちゃ)と思い、ほてほてと小春日和の気候の中、ゆっくり散歩。帰ってきてちょっと庭の草むしり。そう言えば、土に触ると言うのは凄いセラピー効果がある、と誰かが言っていた。草むしりと言うのは結構はまってしまう。根っこまでぞろぞろと土から抜けた時の快感!小6の時両親が買った建売住宅には小さな庭があり、家族の団欒で週末には良く皆でのんびりと草むしりをした。そんな思い出にふけりながら、気が付けば雑草の山がどんどん大きくなっている。日光に浴びるのも、ビタミンがいっぱい在ってよかったはず!幸い明日はマーティン・ルーサー・キング牧師の祭日で、学校もお休み。今日はずいぶん前進したし、今日はまだ8時半だけど、寝ちゃおう!

2 thoughts on “遠視・近視”

  1. >新井 龍太さん
    コメント、ありがとうございます。私もお邪魔させていただきました。私も行動が大事だ、と確信しています。これからもよろしくお願いします。
    マキコ

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