最近、私の将来について尋ねてくださる方に多く会う。
博士課程も修了に近づき、一つ人生考えどころなのを感じ取ってくださるのか。
有難い。
お尋ねいただけると、私も考えるきっかけになって色々なことを想う。
私は、ささやかでも自分の信念に叶う音楽人生、音楽創りをしていきたい。
勿論、華やかな演奏の場やキャリアがその結果ついてくればそれはそれで喜ばしいのですが、
それを目指して動くのは、空しい。
どんなに小さな演奏の機会でも、それぞれに真心を込めて自分を捧げられる姿勢を常に目指して、
これからも音楽の道の修行を続けられれば、と言うのが一番の願いです。
それからまた私は、今マス・メディアの浸透などでどんどん文化離れが進む中、
芸術を志す者は一致団結してお互いをサポートし合い、
一緒に工夫をして生き残りを試みることが一番だと思っています。
そうする事によって、「伝統芸術」になってしまいかねないクラシック音楽やバレーや舞台劇も
また新しい息吹を得られ、
視聴者がより興味を持ち、日常的に身近に感じられる創作を提供できる、とも思っています。
そう言う風に投げかけると皆さん、一生懸命一緒に考えてくださる。
嬉しい。
先日、ヒューストンで活躍しているバレリーナの方とお会いしてお話しする機会を
地域の芸術支援に熱心なご夫婦にセットアップしていただいた。
自分たちの分野、自分の修行に専念しがちな私たちだが、
いったんお話しを始めると、共通点も多いのだが新しい視野もお互いぱーっと広がり、
どんどん刺激になって、話しが盛り上がる。
まだまだまだまだ。
音楽人生、これからどんどん!