5年目の3月11日

5年前の3月11日。
私はヒューストンもライス大学博士課程も、まだほやほやの一年生だった。
ヒューストンの前の住まいだったLAからの友人の「大丈夫か!?」と言う連絡があったのが
アメリカ時間の3月10日の夜。
たまたまノートパソコンが壊れていて、地震と津波が関東地方かどうかも分からず、
日本に電話してもつながらず、大変不安だった。
それから惨状を知った。
あれからもう5年。
あれからまだ5年。
被災者の方々、復興活動、復興支援活動…
色々な事を想うと、
この大惨事に自分自身の歩みを重ねるのがはばかられてしまうが、
でもあのイヴェントで私の人生観、音楽観、人間関係も大きく変わった。
コミュニティー、特に在外邦人として日本人コミュニティーとのつながりのありがたさを
非常に感じるきっかけとなった。
そしてコミュニティーに根付いた音楽活動、と言うこと。
沢山したチャリティーコンサートで今まで以上に音楽家である事の意義を感じ、
自分のこれからの活動を再考するきっかけになった。
一緒にチャリティーコンサートで頑張った佐々木麻衣子さんとの
かけがえのない友情の発端ともなった。
あれから色々、色々あった。
5年。

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