朝練ライブ配信を始めたころは朝の6時はうっすら明るかった。今はライブ配信を終えた6時半もまだ暗い。何しろ一番最初の朝練ライブ配信は6月24日ー初夏だったのだ!
季節は巡る。
夏はギラギラしていた日の光が和らいでいる。雲の輪郭が溶けていく。空の青が深まる。秋だ。
コロナ日記の第一回目が3月14日だった。明後日で7か月。考えてみたら私は、こんなに長いことずっと同じ屋根の下で続けて寝食したことは何十年もない。
パンデミックになって、演奏はできなくなってしまった。でもポッドキャストやラジオ番組に出演したりライブ配信もビデオ制作もやっているし、最近は執筆も再開してそれなりに結果も出始めている。定期的な運動も続けているし、料理のレパートリーも増えた。前よりもずっと栄養管理に長けてきたと思うし、野の君と前よりもさらに仲良く共同生活を毎日楽しんでいる。ルーティーンは前は苦手だったし馬鹿にしていたけれど、今は毎朝の朝練ライブ配信もあり、早寝早起きで規則正しい健康的な生活を送れていると思う。
今週末は金曜日から月曜日までこの前勝ち取ったフェローシップの特典である物書きの大会に出場する。書き方から出版までの色々な専門家のプレゼンテーションを聞いたり、エージェントや出版社に会って話しをしたり盛沢山。全てオンラインのズームを通した会だけれど、でも色々楽しみにしています。
正直な事を言えば、色々心配。
コロナの第二波が心配。次はいつ日本に帰れるのか心配。選挙が心配。結果も勿論心配だけれど、選挙を巡って人々の対立が悲しくて不安。
生演奏がしたい。飛行機に乗ってもっと世界を飛び回りたい。友達にハグしあって肩をたたき合って笑いたい。美味しい物囲んで飲み食いしながら語り明かしたい。新しい人に会いたい。もっとでっかいことがしたい!
でも、物は考え様。
今は自分の好きな曲を好きなように時間をかけてじっくり練習ができる。考えようによっては凄い好機。本も書ける。読書の時間がある(今はイーユンリーの短編を読み進んでいます。)。そして何より熟考する時空の贅沢がある。野の君は私のそういう「仕事」を自分の仕事を同じくらい大事に考えてくれる。私は本当にラッキーで幸せだ。