洒脱日記219:選挙翌日

「父はトランプ支持者なの。5月からもう話しをしていない...」

フランクフルト在住のフロリダ出身の図書館司書の友達と今日久しぶりに話しをしました。「例えばカタールで何か非常な不正政治があったとしたら、私はもっと客観的に人類学的な興味を持って観察できる。」彼女はフランクフルトに移住する前はカタールに4年ほど住んでいたのです。「でもアメリカの不正には感情的にしか反応できないの。それは多分自分がアメリカ人だからでは無くて、アメリカは理想を掲げて建国された国で、それを信じていたいからだと思うの。」

親族や友人同士で、政治の意見の相違から仲たがいをしてしまった人はアメリカ中で沢山います。

トランプはペンシルバニア州、ジョージア州、ミシガン州を選挙不正で今日訴訟。

昨晩は事実無根の勝利宣言。今日は自分が負けた州の知事に文句の電話をかけたり、開票が進む州の開票を辞めさせようとしたり、そしてトランプの選挙運動チームは今日未明選挙不正があったとして3つの州を相手に訴訟を起こしました。全て選挙前から予想されていたことです。これで選挙結果の確定が更に長引く可能性も否めなくなりました。

民主党派にとっての本当の打撃は、ここまでの接戦になっているという事実。

芸術家。有色人種。女性。教育レヴェル。属している社会経済層。カリフォルニア州在住。全てに於いて私は民主党や左寄りになる条件を満たした人種です。だから当然、私の友人や同僚には民主党が圧倒的に多いです。SNSやインターネットのアルゴリズムも私にそういう傾向のニュースをどんどんフィードして来ます。そういう状況下で見えてくることは、民主党よりでアンチ・トランプの人種には、アメリカの約半分が4年間のトランプの失態を観た今でも国民の約半数がトランプに投票する事が全く理解できないのです。

そしてお互いのこの排他的な敵対心...

ヒューストンに住む昔の学友がSNSに投稿したポストでは、「バイデン・ハリス」を支援して庭に飾ったサインが盗まれ、「トランプ・ペンス」のサインに変わっていた。そして彼女の家だけではなく、彼女の近所一角全てがそうなっていたそうです。心配していた暴動やプロテストはスケールも小さく、平和的に行われているようですが、民主党と共和党の間の溝は深いです。

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