洒脱日記222:バイデン・ハリス政権誕生!

ペンシルバニア州をバイデンが獲得し、バイデン政権が確定しました。

私がそのニュースを読んだのは、南カリフォルニアには珍しく雨が降る土曜日。雨雲が視界を狭め、雨の音が心を落ち着けるようなそんな朝。

午後、晴れ間の合間にも時々雨が降る中、買い物に出かけました。秋先の湿った空気が日本を思い出させます。帰途の高速を運転中、雨雲の合間の山襞から見事な虹がかかりました。自覚していなかった自分の眉間の皺がゆるゆるとほどけます。始めはかすかだった虹が段々とくっきり鮮明になって来るにつれ、思わず長い吐息が出ました。(この虹は忘れないなあ)と笑顔になりました。

彼らがどんなに良識を持っていようが、有能であろうが、バイデン・ハリスの勝利が瞬間的に現状を改善できるわけがない。問題は山積みで、そして国は余りにも分断しています。でも人々は車のクラクションを鳴らし、外で踊り合って祝っています。そしてバイデンとハリスのスピーチに、私は自分でも驚くことに流涙してしまいました。『美徳』という言葉を思い出しました。『希望』『決意』『協力』『努力』『次世代への夢』...トランプには無かった概念が次々出てきます。

カマラ・ハリス(56)が最初にスピーチ

ハリスは色々な偏見の壁を乗り越えてこのポジションを勝ち取った歴史的な副大統領です。米副大統領としては初めての女性、黒人(お父さんがジャマイカ人)、そしてアジア系アメリカ人(お母さんがインド人)なのです。ハリスのスピーチを聞きながら沢山の人が涙を流しているのをカメラが捕らえました。私も泣きました。ハリスはかっこいい。凛とした強さと魅力があります。(ハリスに可能なら私も)と全ての女性に思わせてくれるような輝きを持っています。

「民主主義というのは状態ではなく行為だ(Democracy is not a state, it is an act)。」という、最近亡くなった市民権運動家のジョン・ルイスの遺言を引用して始めたハリスのスピーチは、投票者たちから選挙のボランティア、運動家たち、など全ての人に感謝を捧げたあと、「あなたたちが投じた一票は、希望・結束・良識・科学、そしてそう、真実!に対してです。(...hope and unity, decency, science, and yes, truth!)」そして女性参政権100年目を祝ったばかりのアメリカで今自分がこうして最初の女性副大統領として選ばれたことに対する過去の女性たちへの尊重と感謝、19歳で渡米して来た今は亡きインド人のお母さんに触れ、更に次世代以降の女性への希望を述べました。そして最後に「あなた方に選ばれたジョーは癒しの人です。長年の政治家としての経験から来る揺るぎない自信と、自分の喪失の経験から(最初の妻を交通事故で、そして息子を脳腫瘍で亡くしています)、この国を強い意志と共感を持って引っ張っていきます。」と次期大統領を紹介しました。

ジョー・バイデンのスピーチ

選挙運動中77歳という年齢を問題視されたバイデン。更にバイデンのどもりの過去も、バイデンへの弁護としても、トランプのあざけりのネタとしても、しばしば話題になりました。スピーチ台に立った彼がスピーチを始めるまでの一瞬、彼のために緊張して胸がどきどきしている自分を発見し、びっくりしました。同時に、派手さが無いバイデンの底力はこういう風に人に共感を促す人徳かも知れない、と瞬間的に思ったのです。こういう人だからこそ、皆が寄り添って結束できるのでは、と。

「私は、分断ではなく結束を目指す大統領になる事をお約束します。(I pledge to be a president who seeks not to divide but unify.) 私はアメリカの魂を修復したくて、そしてアメリカの背骨である中産階級を再建したくて、世界に尊重されるアメリカを取り戻したくて、そしてアメリカを結束させたくて立候補しました。(I sought this office to restore the soul of America, to rebuild the backbone of this nation, the middle class, to make America respected around the world again, and to unite us here at home.)お互いへの厳しい批判を辞め、冷静になって、お互いを見直し、お互いに耳を傾け合う時です。進歩のためには、意見の相違のためにお互いを敵と思ってはいけない。我々は皆アメリカ人なのです。(It’s time to put away the harsh rhetoric, lower the temperature, see each other again, listen to each other again. And to make progress, we have to stop treating our opponents as our enemies. They are not our enemies. They are Americans.)」

まだ選挙不正を信じ、バイデンを次期大統領と認めていないあめりか人は沢山居ます。

中立的な立場にあるメディアや、共和党寄りであるメディアでさえも「事実無根」としている選挙不正ですが、トランプは繰り返し主張し、大統領の座を受け渡さないとしています。そういうトランプを批判する共和党の政治家もいる中、トランプの主張を支援する政治家もいます。更に、アルゴリズムで言えば私をバイデン支持者と認識しているで在ろう私のSNSにですら、「私はバイデンを次期大統領とは決して認めない」などというポストが流れてきます。どんどん少数派になっているとはいえ、こういうアメリカ人がいることも事実です。

私も自分のベストを尽くすぞ!

批判や、懐疑や、妬みや、意地悪や、不都合や、病気や、経済困難や、危険は、何をしていても、どんな時代でも、いつもある。でもそれを言い訳にしてしたいことを先延ばしにしていたら、人生が勿体ない。コロナも社会変動も、その他諸々も、全て現代の状況ではある。その状況下で、どうやって一番好きな自分に向かっていく努力を一番生産的に続けていけるか。私も前向きに、一歩一歩、希望を持って進んでいきます。

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