明日は30分の独奏曲の収録があります。コロナ禍でオンラインへと移行になった演奏会シリーズ。どんな状況でも本番があるというのはありがたい事です。明日収録された動画が公開になるのは2月16日(水)。
本番に向けて練習の意識や形態はどんどん変わります。それまでは自分のピアノに向かう姿勢、体幹、楽譜や作曲家に対する観点、出す音などなどを省みながらしていた練習を、曲を通じて何をどう表現し伝えたいのかに渾身する練習にしていきます。しかも当日は違う音環境、違うピアノですから、体で覚えている事はあてになりません。概念と音感と、そして頭の中の自分の音や音楽のイメージで引っ張っていくことになります。
普段や友人などの前で通し稽古をしたりするのですが、今回はオミクロンの懸念もあり。自分が寝込んでせっかくの収録の機会を棒に振ったら元も子もありません。自分の心構えに発破をかける一つの方法として、練習風景を動画に収め、YouTubeにアップしました。この間シェアしたゴドウスキーの左手の為の哀歌。今回下にシェアさせて頂いた動画では楽譜を読み込んだり、自分の解釈の説明をしたりしながら弾き進めています。英語ですが、ご覧頂ければ幸いです。
この一週間で、明日収録する演目の大半を上の様な動画にして見ました。これから数日おきに公開していく予定です。ピアノ愛好家や音楽愛好家、ピアノの生徒さんなどの何かのヒントになったり、楽しんでもらえたら良いなあと思っています。
本番前日は、兎に角コンディションを整えることに注意します。今日はいつもより念入りにヨーガをして、食事もいつもより炭水化物を多めに、でも午後の早い時間に今日最後の食事を食べ終えている様にしました。今日はぐっすり眠ります!
お疲れ様です。
気力、体力の横溢が素晴らしい。
冬日の澄明な青空です。
いざ、決戦の場へ。
小川久男