"Sing to the universe!"

毎日新しい生活に適応するために色々楽しくチャレンジしているが、
練習室では、かえってその忙しさと対照するように、没頭して練習出来たりする。
そしてふと、タングルウッドで経験した事で、その時は何とも思わなかった事が
非常に深い所で共感・実感できたりする。
タングルウッドでのある歌のマスタークラスで、
もう90代のかつての草分けアメリカ人ソプラノ、フィリス・カーテンが
「良く『非常口に向けて発声しなさい』とか、
『客席の一番後部に向けて歌いなさい』とか言われますが、
私は『宇宙に向かって歌いなさい』と敢えて言います。
聴衆や、今自分が居るスペースを念頭に歌うと
やはりどうしても『自分』と言う物を意識してしまいますが、
音楽をするという行為は自分を超えるべきだからです』と言った。
それが一昨日突然、練習中に蘇って来て、
同時に私の呼吸、身体を楽にし、音楽を自然に感じられるようにしてくれたのだ。
開眼!と、言う感じだった。
全く話が変わりますが、飲み会と言うのは親近感を増すものだなあ、と思います。
一昨日の夜遅くまで大量のアルコールを消費した次の日、
皆の挨拶がその前の日よりもずっと親しく成っていたのです。
私は普段余りそう言う会に出ないのですが、そう言う親睦会の大切さが身にしみました。

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