タングルウッドでの(最後の)演奏、その10

今日はとってもいい天気だった。
まぶしいような陽気で、木の葉がきらきら光っている感じで、
風は涼しいけれど、肌は日差しにあたってちりちりする感じで、
湖まで泳ぎに行った。
メンデルスゾーンのトリオの準備中、悩みながらお散歩して偶然見つけた湖は、
実はタングルウッドでは代々研修生の遊び場になっている湖で、
私もあれからちょくちょくお散歩とかで行っていたけど、
何しろ忙しかったし、雨も多かったので泳ぐのは今日が初めてだった。
水がきれいで、魚も泳いでいるし、水草も沢山育っていて、青トンボがいっぱい飛んでいた。
何となく流れが在って、プールで泳ぐよりもずっと簡単にぐいぐい泳げた。
タングルウッドに来てから運動らしい運動は全くしていなかったので、本当に気持ちよかった。
そのあと、6時からアンドレ・プレヴィンの歌曲のコンサートが在った。
私は"Sallie Chisum Remembers Billy the Kid"と言う9分の曲を、共演した。
これでタングルウッドの演奏はすべて終わり。
皆でお祭り騒ぎをした。
今、2時半です。
明日の朝早く、名残惜しみに最後にもう一度皆で湖に泳ぎに行く約束をしているので、もう寝ます。

2 thoughts on “タングルウッドでの(最後の)演奏、その10”

  1. タングルウッド音樂祭の創始者・・・でしょうか、大指揮者セルゲイ・クーセヴィツキーの演奏の素晴らしさに心打たれて久しいのですが、日本での評價はまったく低く残念至極です。ボストン交響樂團を世界第一流の樂團に育て上げた最大の功労者の藝術をご理解いただきたくて、拙ブログにても少しLPを紹介しましたけれど・・・。チャイコフスキーなど、特に素晴らしいものです。機會がございましたら是非お聽きくださいませ! ご活躍をお祈りいたします。 
    enesco-bach 拝

  2. >enesco-bachさん
    確かにSergei Koussevitzky はタングルウッド創始者です。
    ここでもその貢献を讃えて、
    タングルウッドで一番大きな大きな演奏会場は、
    「クーセヴィツキ―・シェッド」と呼ばれています。
    Shed(小屋)と呼ばれるのは、
    その会場が吹き抜けのテントの様な会場だからですが、
    その割に音響は良く、私はほぼ毎晩
    ここで演奏会を楽しみました。
    ただお恥ずかしながら、
    私を含め今のアメリカの音楽学生にとって
    クーセヴィツキ―の名前は
    ボストン交響楽団の長年の指揮者
    と言う知識と、ベースの協奏曲の作曲家、
    と言う程度のものです。
    今、私はインターネットで調べて初めて、
    沢山の録音がRCAから出ていることを知りました。
    それから、「展覧会の絵」をラヴェルに
    オケ用に編曲を依嘱したのも
    クーセヴィツキ―だったのですね。
    他にもラヴェルのピアノ協奏曲や
    ストラヴィンスキーのSymphony of Psalmsも
    依嘱してるなんて、全然知りませんでした。
    録音、聞いてみます。
    ありがとうございました。
    これからも色々教えてください。

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