エントロピーの話:ヘルムホルツの続き

最近のブログで幸福度の倍増と生活改善で生産性が高まったと書いた。

http://ameblo.jp/makikochan6/entry-12195925251.html

もう一つ生産性が高まった要素がある。

ある科学者にすごく接近で自分の論文のリサーチの内容や音楽観や人生観に関して

感心を持って聞いてもらえるとても素晴らしい環境にあって、

この科学者が実に的確なタイミングで全く違った角度から新鮮な見方を提示してくれるのだ。

 

昨日はヘルムホルツに関して私が興奮して早口で話していた。

「エネルギー保存の法則」の所で、そんな概念は生まれて初めて知った私のために

説明を始めてくれ、「エントロピー」と言う概念を紹介してくれた。

エネルギー保存の法則は「孤立系のエネルギーの総量は変化しない」と立証。

しかしエネルギーは色々な形に変化して使われる。

熱、スピード、距離、など。

その中にエントロピーと言う概念がある。これは複雑性と言える。

複雑性が高ければ高いほど、エネルギーを要し、他に回せるエネルギーが低くなる。

 

…説明のここまで来て、私は今まで分からなかったことに深く納得した。

なぜ、整理整頓が大事か、と言う事です。

 

私は旅行に行くと、より生産的になる。

移動中、飛行機の中などでは大変生産的だったりする。

狭い席、自分でコントロールできない光、持ち運びできる資料の量など

色々なハンディがあるにも関わらず。

(ただ単に自分は旅行が好きで幸福度が増すんだ、と思っていた)

 

私は、家にピアノが来た今でも、練習室で練習する方が家より捗る。

(単に長年練習室に居たからピアノと椅子と鏡しかない環境に慣れた、と思っていた)

 

私は今まで(整理の時間が勿体ない、どうせまた散らかるのに)と思っていた。

私はへそ曲がりなので、「整理整頓した方がすっきりして捗る」などと説明されても

「理屈に合わない」と思って、そう言った実感も在ったにも関わらず(甘えだ!)と思い

無視してきた。

 

でも、「エントロピー」の概念を説明されて「アハ体験」を迎えてしまった。

ちなみにその時の私の机の上は

もう一週間も同じページで開きっぱなしの資料が山積み。

その上下左右には来て整理していなかった郵便物が(あとで見る!)と放りっぱなし。

それから沢山のメモ用紙にはもう関係の無い資料のページ数とか語彙とかに交じって

電話中に伝達されて走り書きした電話番号や必要事項の数々。

随分前に行ったコンサートのプログラムなんかも机の上に在ったりする。

いわゆる昭和ヒトケタの「物書き」のイメージ。

そうやって「自分の資料にうずもれて頑張っているんだ~」感に満足していたが、

もう机は所狭しで、資料を読むにもノートを取るにも体を不自然にねじらなければ…

 

これで生産性を増すもう一つのキーが分かった!

 

運命の様に、最近興味があって色々調べていた「生活ミニマリスト」の概念を想います。

このヴィデオの最初の3分で、お分かりいただけると思います。

 

ちなみに「エントロピー」の概念を使ってやはり掃除の重要性を説いている

面白いブログを見つけたので、コピペします。

http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/entoro.html

 

私は、部屋の中からだけじゃなく、食事の中からも、体の中からも、

そして生活や、自分の人生選択の中からも

そして音楽解釈や、言葉の選択の中からもどんどんエントロピーを排除し

生産性と幸福度を高める!

音楽人生万歳!

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