私のライス大学での博士課程3年目が今日、始まりました。
月・水・金は「非音楽専攻学部生のための音楽理論のクラス」です。
「音楽と言うのは言葉のような物で、音楽理論と言うのはその言葉の文法のような物。
文法を知らなくても言葉は喋れるけれど、
文法を知って始めて出来る解釈、そして創造・想像という物もある。
知ることによって音楽がより楽しくなると思います」と言った趣旨のことを述べ、
クラスの大体のカリキュラムやスケジュールなどの必要事項を述べた後、
残りのクラスは生徒たちのアンケートと簡単は音楽知識のテスト。
「メロディー」、「ハーモニー」、「リズム」、「音楽」、「対位法」「ソナタ」「オーケストラ」などの語彙の定義を簡単に書き出してもらった後、ト音記号を定義してもらい、実際書いてもらう。
「メロディー」や「リズム」と言った言葉は割りと常識的な語彙だと思うけれど、いざ定義しろと言われたら意外と難しい物らしい。「音楽」の定義にはいろいろ奇想天外な面白い物が多かったけれど、笑えたのはト音記号!皆「見たことはあるんだけれど。。。」という感じで、中には何回も書いては消し、書いては消し、最後にはギブアップしている子も。
4ヶ月の夏休みを経て、再会する学友たちは皆少しずつ進化している。
廊下でちょっとだけ話した子も、お互い急いでいてハグだけで済ませた子も、
遠くから手だけ振った子も、お茶を飲みながらゆっくり一時間近況を交換した子も、
皆元気そうで、良かった!再会できて、嬉しい!
夕方、私のピアノの先生、Brian Connellyが彼のクラスの生徒全員を集めて、
タイ料理の出前を振舞ってくれました。
わいわい、みんなで夏の思い出話をしながら学校一日目を無事終え、
明日はレネッサンス音楽のクラスと音楽分析のクラス!
私はやっぱり勉強が好き、学校が好き、です。
音楽とは全然関係ないのですが、ふと思い出したので。ライス大学はアメリカンフットボールも強いような気がしたのですが?記憶違いかな。
>kawashimaさん
わ~ぃ、アブロスさん!お久しぶりです。コメント、とても嬉しいです。
ライス大学のフットボール・チームは弱いことを良く揶揄されていますが、時々まあまあなようです。
お元気そうで、何よりです。夏休みはいかがでしたか
マキコ
>ピアニスト、makichaさん
なるほどそうなんですか、わたしの若いころには多少強かったのかも?ということに。
夏休みはいろいろな経験をしました、3ミリメートルくらい成長したかな。どんなことでもそうですが、想像・予測と実体験のギャップには驚きと然りが同居してますね、それを消化できるとミリ単位の進歩が待っています、私の場合。