人生観が変わるほど良いものを観たり聴いたりすると、本当にラッキーだなあ、と思います。
先週末、友達に誘われて、Sarah Jonesと言う人のワンウーマンショーを見てきました。一人の役者が多数の登場人物を演じる劇です。音楽は本人がショーの一番最後に登場人物の一人として伴奏無しで歌う歌一曲だけ。こういう描写を聞くと、私だって無味乾燥かな?と思います。
ところがどっこい。
Sell/Buy/Dateと言うのは「Sell by Date(賞味期限)」をもじったタイトルです。性産業やセックス、そして社会のステレオタイプに焦点を当てた作品です。斬新な視点を提示しながら同時に全ての人に共感を促す、複雑な問題に様々な登場人物を通じて多様な見解を示す、本当に「良く言ってくれた!」と大笑いしながら涙が出るような、そんな演劇でした。
多人種国家のアメリカでは性差別と人種差別はお互い絡まり合って複雑化する問題です。そこも鋭く解析している劇は人種差別問題の少ない日本への上陸の可能性は少ないかも。と、言うことでこの劇の最初だけオンラインで公開されているのを見つけたので、日本語字幕付きでこのブログの最後に載せます。アメリカ在住で今このブログをお読みくださっている方はヴィデオは観ずに、生でご覧ください。チケットはこちらでお買い求めいただけます。https://www.eventbrite.com/e/sellbuydate-tickets-49114766589