明鏡日記㉖:本番成功のための食生活

昨晩の収録は沢山の方にご支援頂き、お蔭様で会場とフルコンを満喫できる満足の行くセッションに成りました。感謝の念に堪えません。

演奏収録が終わったのが20時近く。その後のインタビュー収録などが終わったのが21時近く。帰宅は23時近く。普段は朝型の私ですが、本番の興奮で収録中は全く疲れを感じません。これが怖い。当日最高のコンディションで音楽創りに臨み、翌日・翌々日への影響を最小限に抑えて、出来るだけ素早く次のプロジェクトへの切り替えを行うために私が気を付けている食生活を、今日はご紹介します。

午前中:兎に角補水!

目覚めるのは大抵6時ごろです。起床直後の簡単なストレッチと着替えと歯磨きを終えたら、まずレモン水を飲みます。搾りたての一個分のレモンジュースをぬるま湯(常温水4:熱湯水1くらい)で割った物を約600mlごくごく一気飲みをすると、お腹からジワ~とあったかくなって気持ちが良いです。空腹感が全く無くなります。朝一のレモン水は健康法として色々な人が推奨しており、私はもう10年以上続けています。レモン水を飲んだら30分間は他に何も口にしません。その後は、コーヒーなどカフェイン系の物を少し飲むことを自分に許しています。

事務仕事、朝のウォームアップ練習、日課の散歩と有酸素運動とヨガと瞑想を終え(お腹が空いてきたな~)と思うのが、10時ごろ。まずMCTオイルをひとさじ入れたの白湯を飲みます。MCTとは、「Medium Chain Triglyceride(ミディアム チェーン トリグリセリド)」の頭文字をとったもので、日本語では「中鎖脂肪酸」と呼ばれます。中鎖脂肪酸(MCT)を多く含むオイルとしてはココナッツオイルやパームオイルが有名ですが、「MCTオイル」はこれらのオイルからMCTだけを精製して作った100%MCTのオイルのことをいいます。私は最初、お通じを良くするという事のみの知識で一年ほど前に購入してみました。そしたらいわれなきエネルギーアップと集中力の倍増を即効的に実感したのです。(こ、これは何だ…!?)とググってみると...「MCTオイルは、肝臓に直接取り込まれて代謝され、脂肪として体内に蓄えられない性質がある。瞬時に吸収され、即効性のエネルギー供給源となる」とあるではないですか!! 更に代謝を上げ、食欲を制御するため、ダイエット効果もある事が判明。以来、毎日摂取しています。

Nature's Way, Organic MCT Oil, 16 fl oz (480 ml)
私が愛用しているのはこの無農薬の銘柄です。無味無臭で、コーヒーに混ぜても違和感ありません。ドレッシングなどに使用する方もいらっしゃるようですが、私は摂取量をコントロールしたいので、やりません。過度に接種するとお腹が痛くなって下剤効果があるのでご注意!

朝食は金!一日の最初の食事は繊維とタンパク質に重点。

MCTオイル入りの白湯を飲みながら練習や事務仕事を正午位まで続ける日もありますが、大抵は飲みながら朝食を作ります。昨日の収録に向けて二週間ほど減量していたので、まずキャベツの千切りに玉ねぎドレッシングをかけたものをお茶碗一杯分くらい食べます。春キャベツは甘くて美味しいし、値段も安いし、満足感が凄い!更にカリウムのむくみ解消効果もウェルカム!玉ねぎドレッシングは我が家では常備!とても簡単に大量に作れて、長持ちするし、何より美味しいです。トマトにも豆腐にもお好み焼きにも、何にかけても美味しいです。母からの伝授です。次の物を混ぜて冷蔵庫保存するだけ!我が家では大抵2週間に一回くらい、一リットル半くらい作ります。

  • 玉ねぎのみじん切り(たっぷり)
  • お酢(我が家では無農薬のアップルサイダーヴィネガーを使用ー玉ねぎのみじん切りが半分浸かるくらい)
  • 醤油(お酢と同量。お酢と合わせて玉ねぎのみじん切りが全部浸かるくらい)
  • ごま油(香りづけ。上に最後に「たらたらたら~っ」くらい)

朝食はゴボウやキノコ類・海藻類など繊維質の多い具が沢山入ったお味噌汁に卵を一個落とす事が多いです。サツマイモをレンチンして食べることもあります。ホットサンドも定番!卵やアボガドやハムス(ヒヨコ豆とゴマペーストとレモン汁のスプレッド)などを全粒粉パンにはさんで焼きます。朝は特に腸内細菌を応援したいので、キムチや白菜漬けなど発酵食品も合わせて食べます。納豆菌というのは腸内で一週間ほど生きているそうですね。我が家では納豆は一週間に一、二度程度です。玄米ご飯と納豆のコンビは毎日食べたいくらい大好きなのですが、アメリカでは日本より納豆が高いのと(大安売りでも3個のパックが150円~200円くらい)、それから発泡スチロールのごみがでるのが毎日食べない理由です。イワシやサバの缶詰や、白身魚を蒸したり、チキンを食べたりすることもあります。大豆肉のソーセージも定番。時々野の君がオート―ミールお好み焼きやオートミール大根持ち、そばサラダなどを作ってくれることもあります。大根おろしをたっぷり乗せたお蕎麦も大好きです。

18時間ダイエット:最初のカロリー摂取から6時間後までにその日最後のカロリー摂取。

私が最初に「プチ断食」に興味を持ったのは、博士論文の最終スパートをかけている時です。兎に角、集中力と記憶力をアップしたい!そういう切実なニーズがある中でたまたまアメリカ国立老化研究所の神経科学研究所長のマーク・マットソン博士の講義を聞いた事です。彼の主張によると、一日三食は食産業の謳い文句で生態学的な裏付けはない。消化というのは内臓には負担である。内臓を休ませるためのプチ断食で代謝や認識力の向上や、老化の低下などの効果がある、というのです。確かに肉体労働者が一日三食なら、私たちは一日三食は過食な気がします。やってみて、その効果を実感。一日の食事を8時間以内に収める16時間ダイエットが自然に感じられるようになり、段々と今では一日の食事を6時間以内に収める18時間ダイエットになって来ています。

数えきれない間食:小まめに口に含むもののリスト。

一日三食にこだわらなくなってから時間の使い方が自由になりました。野の君と私はお祝い事に外食したり、イベント的にご馳走を造ったりしますが、普段は一日一食を一緒に食べることを目安に、後は自由な食生活をしています。忙しい日は食事らしい食事は一日一回で、後は間食で済ませることが多いです。補水は食べる以上にしています。そうすると余分なカロリー制限が防げます。私が好んで食べる間食を下に箇条書きにしてみます。

  • 果物(リンゴ、グレープフルーツ、トマト、バナナ、キウイ、ベリー系など)
  • 生野菜(パプリカ、ニンジン、アボガド、キュウリ、大根、キャベツの千切り、など)
  • 調理野菜(蒸したブロッコリやアスパラ、炒めた青菜、茹でたもやし、など)
  • 芋・豆類(サツマイモ、発酵小豆、ひよこ豆をフリーズドライしたスナックなど)
  • ナッツ類(生で無塩のもの)
  • チョコレート(元々ダークチョコが好きでしたが、最近はカカオ92%の物を好んで食べています。チョコ=甘いの固定観念を外すと、こくがあってコーヒーみたいで美味しいです。)
  • チーズ
  • 発酵野菜(白菜漬け、キムチ、発酵小豆など)
  • 海苔(アメリカでは韓国のりをポテトチップスの代用の様に食べます。美味しいです!)
  • ポップコーン(自家製です。熱々で美味しい!)
  • スープ(大鍋にスープを作り置きしておいて、マグカップでちょっとずつ食べます。)

一日の締め:ヨーグルトとクコの実とブルーベリーとプルーン

最初のカロリー(MCTオイル)から計算して6時間の時点で、いつも決まったものを食べます。これは体に(今日はこれでお仕舞ですよ~!)とシグナルを出しているつもりです。

  1. プルーン4個とクコの実一つまみと、それが浸るくらいの牛乳を電子レンジで温める。
  2. そこにヨーグルトとブルーベリーを入れて混ぜる。

これで一日の食事は終わり!

昨日の収録は本当にベストコンディションで最高の集中力を持って終えることができました。今の私があるのは、勿論15年間の舞台恐怖症との闘いを経て、なのですが、(あの苦しい時に今の自分の知識が在ったら...)とも思います。だから、今の私の知識がもし皆さんのお役に立つのであれば、本望です。

今日の話題とはあんまり関係ありませんが、昨日収録したエルンスト・トッホの作品68から第4番目の動画をご覧ください。

2 thoughts on “明鏡日記㉖:本番成功のための食生活”

  1. 小川 久男

    お疲れ様です。

    秘訣は、豊かな食生活が、頑健な身心を造る。
    自分に適う、すべてを取り込む。
    弛まず、飽くことなく、継続する。
    これ、アーディストの心得。

    MCTオイルは、とても参考になりました。
    小川久男

    1. MCTオイル、是非お試しあれ!
      朝一レモン白湯もとってもお勧めです。
      真希子

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