• 本番の朝

    忙しい時期に本番があると、本番当日の日は却ってゆったりする。 (これもしなきゃ、あれもしなきゃ)と頭の中でリストを作るのをやめ、 自分の状態に気を配りつつ、一つ一つを丁寧にゆったりとやる余裕を取るから。 昨晩は9時に就寝してしまった。 同居人の驚愕をよそに堂々とぐっすり寝て、起きたのはなんと朝の8時。 自分でも信じられないが、必要だったのだろう。 朝一でしたことは白髪染め! 染料を浸透させている時間にいつもと同じ内容でもよりゆったりとした朝食を取り (マイナスコーヒー、カフェインはやはり本番当日は控えます)、 そして眉毛を整えたり(なぜ眉毛でこんなに顔の印象が変わるのか…面白い) いつもより丁寧に歯を磨いたり(歯茎マッサージ)、 ブログを書いたり…そうこうしていると、染料を洗い流す時間。 本番前の今日は、 明日から怒涛の様に始まる 6月14日の演奏会と 6月12日の博士論文ミーティングの用意に 専念できるように、まず簡単作業を片づける。 1.ラフマニノフの演目解説。 日本用のプログラムのためだが、今日ラフマニノフを弾くので丁度良い復習。 2.木曜日に教えている14人の生徒のレッスン成果を親御さんへメールで報告。 そして今日弾く曲の確認練習。 演目を書き出して、復習する箇所をここに箇条書きしてみよう。 今日の演奏会は「『クラシック』って何⁉」3回シリーズの最終回。 題して「Folks in Classics~クラシックに於ける民族音楽」 ドビュッシー ヴァイオリン・ソナタ 難しいパッセージをゆっくりとかリズムを変えてとか、数回繰り返してOK. ラフマニノフ 「音の絵」作品39-5と、「哀歌(エレジー)」作品3-1. スローモーションで手と指の位置を背筋を意識しながら確認。 ジョップリン 左手のみの練習をしながら、右手を乗せていく練習。 ホロヴィッツ クラリネットとピアノのためのソナチネ。 ジャズっぽい意外な和音を耳と指で再確認。 リズムをメトロノームでもう一回ゆっくり目に確認。 ブラームス「ハンガリア舞曲」 特に練習必要なし。 リスト「ハンガリー狂詩曲」 重心を下げ、肋骨を意識して開き、腕の重みと勢いを意識すると言う事を スローモーション練習で再確認。 左手に意識を集中し、それに右手を乗っける。 ジョップリンとつなげて考える。 バルトーク「コントラスツ」 パッセージとか、和音の再確認。 弾きすぎないように、楽譜をしっかり意識して読んだり、音源を聞いたり。 楽しみ~、ワクワク♪。 音楽人生、万歳!

  • 今日は夏休みの前、最後の教える日だった。 色々な生徒が居る。 インターナショナル・スクールなので、親の転勤などで転校して行ってしまう子も多い。 9歳の生徒に涙ぐまれたりすると、こちらもググっと来てしまう。 生徒はやっぱり可愛い。 そんな中、最高の贈り物をもらった。 14人教えている中の2人がそれぞれのレッスンで息せきって真っ先に報告してくれた事。 ちょっとさかのぼって。 私の教えている学校では先月「発明週」と言うのがあった。 クラスの中で4~5人のチームを作って世界に貢献できるような発明を考え、 自分たちの学習を総動員して出来るだけ具体化し、提出して学校内のコンクールをし、 それで勝ったチームは学校外の同じようなコンクールにエントリーする、と言う物だ。 私の生徒から聞いたので、一番すごいと思ったのは、難聴者用の眼鏡! 難聴者、あるいは聾唖の方がこのメガネをかけると、 周りの会話が字幕になって眼鏡のガラスに表示される、と言う物! 凄い。 これは6年生のアイディア。 テキサス・メディカル・センターの「若い発明家」のファイナリストに選抜された、 私の生徒の二人がチームメンバーの、4人組。 この4人は7歳~8歳。 彼らのアイディアは、指が無い人、あるいは麻痺している人のための手袋。 この手袋には電気シグナルで指令が出せるような仕組みになっていて、 麻痺していたり、無かったりする指が、動いて作業を出来るようになる。 「だから、指が無い人でもピアノが弾けるでしょ?」 と、言われたときはもう本当に、本当に嬉しくってギュッとしてしまった。 4人組の内、二人は私と一緒にピアノを本当に始めた。 どの鍵盤が「ド」か、楽譜はどう読むのか、リズムはどういう仕組みなのか、 そう言う全くの初歩から始めて、今では二人共簡単な教則本の曲は弾ける。 その二人が「指の無い人でもピアノを弾けるように」と言ってくれたのは 本当に本当に、本当に嬉しい! ピアノを教えていて、良かった~!!!! 音楽人生、万歳!

  • 正念場!

    今、夜の10時54分。 朝型人間で夜が弱い私が、本番3日目としては驚異的に遅い。 今日は朝家事やメールに追われ、 10時半のレッスンぎりぎりに学校に到着し、 11時半から2時半まで6月14日の演奏会用の練習を主にし、 空港で演奏のアルバイトに出発。 空港では麻衣子さんとのデュオと、私のソロの6月4日の演目を繰り返し通し、 空港アルバイトが7時に終わってから学校に舞い戻りして ヴァイオリニストとの6月4日用のリハーサル。 それが終わったのが夜の10時。 そして朝書く時間が無かった急ぎのメールをバ~~~っと出して今の時間。 昆布茶がしみじみと美味しい。 明日は朝の8時から教えるために家を出発が7時15分! お弁当も作っていく。 8時から6時まで教えて、その後練習。 音楽人生は、中々充実しているのである。

  • 最近、練習が打開続きである。 これも、ブログに練習計画を書くようになってから。 ちなみに、こういう風に朝一で「今日はこれをやる!これが目標!」と書き始めてから 毎日論文ノルマの2時間も必ずこなしているし、だからと言って練習も妥協していない。 その上、ずっと(しなきゃ)と思っていた広報などのやることリストも きちんと少しずつ片付いて行っている! 素晴らしい!お読みくださってありがとうございます。 ずっと譜読みが指にも頭にも入らず苦しんでいた6月14日の新曲が 小節区分に特徴があってそれでいわゆる「てにをは」が見えてこず、 だからメロディーやフレージングが意味をなさず、分からなかったのだ! と気が付いたのを初めに、 一昨日は何だかミスタッチをしてしまう、 クライマックス前にすでに音量はマックス・アウトしてしまい、 どうやってクライマックスをさらに盛り上げられるか分からない、などと模索していた ラフマニノフの「音の絵」作品39-5が急に分かってしまった。 この曲です。 この曲は主旋律の周りに音が一杯在る。 その音の中には副旋律とか、副・副旋律とかになり得る音も沢山、沢山ある。 私はこの全てにそれぞれ感情移入しようとしてそれで一杯一杯で弾けなくなっていた。 これはいわば、一人何役もやろうと舞台を駆けずり回っているようなものである。 例えば「本能寺の変」を芝居で再現しているとする。 主役(主旋律)は織田信長。 もう自決を覚悟している。 その周り(伴奏)に、怯える小姓や、一緒に自決を覚悟している家中の物や、色々居る。 それぞれが台詞を言ったりする。(「殿、お供いたします!」とか) さらに、明智光秀も副旋律が在る。 これを一人で全ての視点に感情移入しようとすると全く収集がつかなくなってしまう。 私は織田信長になり切る。 信長の視点から「明智光秀はもしかしてだから…」と思いを馳せたり、 周りで走り回っている(居たかもしれない)小姓とかをクールに観察したり、 「皆の物、ご苦労」とねぎらったりして良いのだが、 この「下々の者ども」に成り下がってはいけない。 私は信長!これでラフマニノフはOKである。 昨日のリハーサルでバルトークの「コントラスツ」も完全に見通しが立った。 一安心である。 今日は6月4日に麻衣子さんと演奏するホロヴィッツのソナチネを見直し。 この曲は3月1日を筆頭にすでに何度か演奏しているが、 最近その重要性を再確認した楽譜の分析をきちんとやり直して、 もう一度復習してみる。 それから6月14日の新曲を完全に譜読み終了。 そしてこれが一番重要なのだが、 6月4日に弾くソロ曲(ハンガリー狂詩曲、ラフマニノフ、ジョップリン)を しっかりと難点に焦点を当てて、小さな打開を沢山目指して、 腰を据えて練習。 目標がはっきりしていると、頑張るのが本当に楽しい。 音楽人生万歳! 今日は朝と午後は練習に集中。 途中でいくつかミーティングがあるが、それ以外は練習に専念。 夜は論文!

  • 今朝は起きて即机に向かい、 自分に課した毎日2時間を超える約3時間を論文リサーチに費やしたのち、 日本の演奏会に関するメールや広報の数数をこなした。 遅れてしまったあわてて学校に着いたのが11時半。 自分の練習を積み込み、1時から約4時間リハーサル。 その後麻衣子さんとの夕食(ラーメン、ヒューストンで流行中!)を経て また少し一人で練習していたら、めまいがするほど疲れている自分に気づく。 最近、頑張っていたからなあ~。 でも元気が一番の基本。 身体と心のメンテナンスは最重要事項。 今日はもう寝ます!