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やる事が沢山ある。 練習、指揮、オーケストラ、中世の音楽の勉強、食事、睡眠、演奏活動にまつわる手配、メール、友達付き合い… そのリストの全てがとても楽しい事なのだけれど、 でもその集まりが時に(こなしきれないかも知れない!)と言う焦燥感を醸し出したりする。 さらに(こんなに毎日忙しくて、出会いが無い!私の赤い糸はどこに繋がっているの!?) と、トンでもない(でも無いのかな?)方向に頭が飛んで、集中がはるかかなたに飛んでいったりもする。 でも、この頃ちょっと工夫をすることにした。 それは、メリハリをつける工夫をする、と言うことである。 例えば、練習はタイマーをつけて25分ずつする。 25分のベルが鳴ったら、ストレッチしたり、水を飲んだり、トイレに行ったりして、絶対に休む。 でも、25分間は絶対に他に何もしない。 と、自分に約束すると、25分でかなりはかどるのである。 それから(忙しい)を理由に友達のSOSを断るのを止めた。 例えば、今週の月曜日にパリに引っ越す友達がいた。 彼女に日曜日の夜、引越しの最終でどうしてもできない事がいくつかある、とSOSを出された。 私はペーパーの締め切りがあったけど、「夜に行く」と約束した。 そして耳栓をしっかりして、本当に猛烈にペーパーに集中したのである。 限られた時間だったから、 (この時間には彼女の家に向かって出発しなければ)と言うプレッシャーがあったから 際限無く時間が在った場合よりも短時間で済ませられたと思うし、集中できたと思う。 そして、彼女にはとってもとっても感謝されたのである。 そして実際私が手伝いに行かなかったら、彼女はきっと全部出来なかったと思う。 物凄い満足感があった。運動にもなったし。 人が自分に何かを要請してきたら、何としてでも都合をつけることにする。 私の新しいポリシーである。 もう一度、宣伝させて下さい。私の新発売、5枚目のCD! http://www.cdbaby.com/cd/makikohiratapianist
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私の最新CD、「Goldberg Variations」が出来立てほやほやで届けられました! 私は20歳の時に大病をして、自分でももうダメだと思い、一度は覚悟を決めました。 その時本当に幸運な事に、お医者様や看護婦さんを始め、 色々な方に必死に看護して頂いて、元気になりました。 母は病院の食事が食べられなくなった私のために手料理を持って毎日病院まで通ってくれました。 そして知り合いのつてで、私の病気を専門とする病院に転院の手はずをつけてくれました。 その時の転院のお世話をして下さった方にお礼を申し出たところ、 「マキちゃんが元気になって成功した時に、CDを頂戴!」と、きっぱりと断られたそうです。 その時の私はまだ音大の学部生で山の物とも海の物ともつかないピーピーの若造でしたが、 その方や、家族や、お世話になったお医者様や、私の成長に携わってくれた多くの方々のおかげで 私は今日5枚目のCDを出すところまで来られました。 発売はインターネットです。 http://www.cdbaby.com/cd/makikohiratapianist このサイトは生憎全て英語ですが、 それぞれのトラックからのサンプルも聞けますし、ダウンロードも可能で、 アルバムのカヴァーや、私の書いたプログラム・ノート、 さらに私のプロフィールなどもご覧いただけます。 来週中には、iTunesでもダウンロードが可能になるはずです。 ご希望で在れば、このブログにメッセージを頂ければ、 一枚2000円の郵便振込を頂いて、直接郵送も出来ます。
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英語では、頭文字だけ取って略語とする言い回しがいくつかある。 例えば、「ASAP=As Soon As Possible(出来るだけ早く)」、とか「FYI=For Your Information(「ちなみに」、と言う雰囲気かな、文字通りには「あなたの情報のために言わせてもらえば」、と言う感じ)。 こういう略式言い回しの一つに「TGIF」と言うのが在る。 「TGIF=Thank God It’s Friday!(金曜日だ―神に感謝!)」と言うのである。 実は音楽家をやっていると、週日・週末と言うのはあまり関係ない。 演奏会の多くは週末にあるし、リハーサルとかも関係なくバンバン入るし。 でも、金曜日になるたびになぜかホッとして「TGIF」と行き交う友達と廊下で笑い合うのである。 (今週も色々あったけど、元気でこなせたなあ)、と言う一つの時間の区切りに対する安心感だろうか。 まだ私が初々しい学部生も一年生だった年。 マンハッタンと言う世界でも有数の大都市での初めての一人暮らしで色々な事にびくびくしていた。 ある夜、練習を終えて、暗くなってから急いで帰途についていた途中、物乞いのホームレスが立っていた。 私は彼を見て、何を感じたのだろうか。 覚えているのは、彼から声をかけられてびっくりした事である。 「Cheer up! It’s Friday! (元気出して、金曜日だよ)」と彼は私に言ったのである。 感慨深い思い出だ。 彼に声をかけられて、何だか気を取り直して元気になったことは覚えている。 彼の人生はあれから向上したのだろうか? マンハッタンでホームレスと言う厳しい状況の中でも私を気遣ってくれた優しい人だから、 きっとあれから幸運に恵まれたに違いない、と信じてみたい。
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今日は朝、図書館リサーチ方のクラスと、中世の音楽のクラスがあり、午後には自分のレッスンが在った。今週末の二回のゴールドベルグ演奏を終え、頭を切り替えるために、今日のレッスンには新曲を持っていくことを自分に課したので、昨日(月曜日)と今日のレッスンまでの時間は久しぶりに寸暇を惜しんでがりがり練習した。 そのレッスンも無事に終わって、夕方の5時。 火曜日の3時半から7時まではライス大学のキャンパス内で、地域の農家の方が自然栽培の農作物や、自然飼育のお肉、それを素に作ったお惣菜、パン、お菓子などの出店が多数でる、Farmer’s Market がある。値段は高めだが、何より無農薬の自然栽培だし、それに農業までが大量生産化する中で、こういうローカルの自然栽培農家を支援しよう!と言う雰囲気はアメリカ中に広がっている。私も毎週の様にソコに通って、ロッカーに入れておくお菓子とか朝食に食べるパンとか買っているが、いつもそのまま学校に残る事が多いため、野菜や肉は購入しにくい。今日は頑張ったご褒美に一回お家に帰ってチャンと夕飯する事にして、トマトやピーマンや、長ネギや果物など、皮付きで生で食べる事の多い野菜を選んで買った。ちなみにプチトマトが人かご4ドル、長ネギの束が3ドル、西洋梨が5個で4ドル、そして卵(自然飼育)が12個で4ドル、ピーマンは小粒が9個で2ドルである。このピーマンとトマトを家で早速食べたら、本当にびっくりする美味しさなのである。今まで私が食べていたプチ・トマトは私をずっとだましていたのね!と言う感じの濃密な味、香り高さ。ピーマンも本当に彼出身の、青々と見渡す限り彼の親戚が生い茂る農園が思わず脳裏に思い浮かぶ様な素晴らしさ。 贅沢なサラダを食べた。 私は今まで「贅沢」と言うのは、おしゃれな外食の事だと思っていた。しかし、こういうのを「贅沢」と思える自分がちょっと誇らしく、自慢したい気持ちで、食べながらブログしました。 とても元気になってしまった。
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昨日のゴールドベルグもとても上手く行った。聴音のクラスから2人も生徒が来てくれたし、ピアニスト仲間、指揮仲間と結構にぎやかな会になった。 その後、Charles Halkaの作曲リサイタルに出演 -そして打ち上げのパーティーはCharlesと彼の妻が新しく購入した家のお披露目パーティーの意味もあって、彼ら夫婦の親戚も沢山集まったとても盛大なパーティーになった。沢山のサラダやフルーツやチーズやパンが振舞われ、デザートには巨大で美味しいチョコレート・ケーキも!久しぶりにゆっくりとした歓談のときをみんなで楽しんだのだが。。。 帰りの車の中で、他の博士課程の女の子たちと話題になった。 「博士課程やってる男子生徒は大抵結婚していて、奥さんにすごいサポートしてもらってるよね~」 「でも女子で博士課程やってる子はみんな独身だねえ~。女子も結婚したらだんなに同じくらいサポートしてもらえるのかね~」 「いや、それは無理だね。。。」 Charlesのパーティーは奥さんの大奮闘が無かったら絶対不可能だった物だ。しかも奥さんはリサイタルのヴィデオ録画から何から、全て一手に引き受けて、そして演奏終了のその瞬間にカメラを片付けてお家にすっ飛んで言ったのだ。さらにCharlesと彼女の奥さんはHouston一帯に親戚が沢山居る。彼らも多いにパーティーにも新居を探すのにも協力している。 私はアメリカは親戚も家族も彼氏さえも無しのまったくの独り身。。。 う~ん、私も奥さんが欲しいなあ。 (欲しいのは男性の奥さんです、注) いやいや、そんな事をいっては罰が当たります。 私は健康にも、素晴らしい友達たちにも、最高の勉強の環境にも恵まれているんですから! 前進あるのみ!!
