夢でショパンに会う。

私は普段ブログは夜書いているのですが、今日はどうしても書きとめたい夢を明け方見たので、練習前に急いで書いています。 夢の中で私はその夜、ベートーヴェンの協奏曲をオーケストラと演奏する予定です。現実には私は4番は弾いたことが無いのですが、まあ有名な曲ですし、夢の中の私は(何とかなるさ)、と自信満々です。そしてバスに乗って会場に向かう途中突然(でも、そう言えば全然この曲さらってないなあ。ああ、あんなに他の曲ばっかさらわないで、今日の演奏会の曲もさらっておけばよかった。昨日は一日練習日だったのに。。。)と悔やみ始めます。くよくよ悔やんでいる最中、突然ベートーヴェンの協奏曲4番の本番の翌日は、ベートーヴェンのソナタ、作品54の本番が在ったこともあります。この曲は私は実際何回も演奏しており、CD録音もしているのですが、2楽章がちょっと早口言葉の様な感じで、(これはまずい、練習しなければ)、とバスに乗った私はどんどん焦り始めます。 バスが会場近くに着いたところで私は飛び降り、練習室を探して奔走します。そしてなぜか、私の先生のレッスン室にたどり着きます。そこでは先生が静かに練習しています。飛び込んできた私を見て先生は「おお、今日の夜は本番だったね。」と実に時間をかけてゆっくりと喋り、私に「練習させてください」と泣きつかせる瞬間も与えずに「そう言えば、今君に是非在ってほしいお客さんがお越しになっているんだよ、ホラ」と部屋の隅を指差します。そこには、細面の、ひどく顔色の悪い、白人か東洋人か分からないような、長ぼそ~い人が、フリフリのついたちょっと場違いなシャツとベルベットのジャケットを着てほ~っと立っています。私はなんとなく不思議な気持ちでその人をまじまじ見ていると、急にそれがだれか気づきます。 「もしかして、ショパンさんですか?」 その人はゆっくりうなづきます。おお~、聞きたいことは山積み。頼めばここでレッスンをしてくれるかも! でも、本番は刻々と迫っていて、おまけに遠くから、演奏会が始まってオケの一曲目が流れるのが聞こえてきます。 私はもう着替えて、走って会場に行ってもギリギリセーフ位! 本番を蹴って、ここでショパンと話をするべきか、それともショパンはとりあえず忘れて、本番の為にちょっとでもピアノにかじり付くべきか。。。 ここで目が覚めました。 凄く意味深な夢に思えて、「是非書きとめておかねば」と思ったのですが、書き出してみると結構平凡...?

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一日練習

火曜日に最後のオーディションを弾いてから昨日の夜まで、全くピアノをさらっていなかった。 そして気がつくと、明日火曜日の午後にはレッスンがあり、弾く曲が何も無い! と言うことで、今日は久しぶりにどっぷりと練習室にこもって練習モードのみの一日でした。 折角だから、5月下旬~日本でリサイタルで弾く曲を練習開始です。 今年のプログラムのテーマは「生誕記念の作曲家たち」。 2010年はショパンとシューマンの生誕200年ですが、同時にアメリカ人の作曲家、サミュエル・バーバーの生誕100年でもあります。これだけじゃちょっと片手落ちなので、(誰か生誕300年はいないかなあ)と探したところ、バッハの息子で成人してからそれなりに成功した一人、ウィルヘルム・フリードマン・バッハが1710年に生まれていました。ショパンを中心に、4人の作曲家を検証することで、音楽史がちょっとのぞけるかな?と言うプログラムです。 まだ時差が抜けきらず、今日は朝の7時からバリバリ練習していたので、今まだ10時ですが、もうくたくたです。 寝ます。

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1Q84上巻

昨日の夜は演奏会の打ち上げで、就寝は1時を過ぎてしまった。東海岸と西海岸の時差は3時間、東海岸の方が早い。つまり、私は一昨日だったら朝の4時に就寝したことになる。とても楽しかったけど、朝9時に起きた時はちょっと疲れた感じで、練習をしようかなあ、とちょっと思ったがすぐあきらめ、午後半ばまでかかって1Q84上巻を読破した。(途中何回か昼寝をちょっとずつした)。 村上春樹はアメリカでも凄い話題の作家だ。1Q84の英訳はまだ出ていないらしく、まだこちらの友達とこの小説の話しが出来ないのが残念だ。私は6年前、「ねじまき鳥クロニクル」を全3巻を2日で読破してからしばらくの間村上春樹フィーバーに陥り、村上春樹の作品はほとんど全て読んだ。しかし、食傷気味になる位一人の作家、特に個性の強い彼の様な作家を読み続けると色々なパターンが見えてくる。そして私は「村上春樹は偉大な作家では無い」と言う結論をその段階で出した。これは遠藤周作の「偉大な作家と云うものは優れた異性のキャラクターを描ける人だ」と云った、その基準によるものだ。これまでの村上春樹の作品では女性のキャラクターがいつも似ていた。ミステリアスで、何らかの不思議な超自然的な力を持ち、そして主人公が近付きたいと強く願ってもなぜか近づけない。もう一つの村上春樹の女性キャラクターの特徴は、彼女らの視点と云うものが欠如していることだ。ドラえもんのしずかちゃんもその例の一つだが、例えばしずかちゃんの視点からドラえもんの話を語ることは不可能なのだ。何だかとても僭越な書き方をしてしまったが、村上春樹はある意味、在るグループの人々にとっては日本の象徴だ。ジュリアードの作曲科の学生(勿論アメリカ人)の一人はねじまき鳥クロニクルに感動のあまり、「ねじまき鳥クロニクル」と言う三部作から成るピアノ曲を書いてしまったくらいだ。私は村上春樹を始めとする日本を肩に背負うような日本人には本当に頑張ってもらいたいし、もっともっと凄くなってもらいたい。だから厳しく批判的にもなってしまったりするのだと思う。(ちなみにドラえもんもアメリカで凄い売れている。日本語の教材に使われたり、英訳のドラえもんも沢山出ている) しかし、今度の1Q84では、女性が主人公で、そして色々な女性キャラクターがふんだんに出てくる。そして皆、凄くはっきりとした人格、視点、そして物語を持ち、男性はそれに比べてこの作品では少し影が薄い。図書館の手違いで、下巻がまだ届かず、上巻だけではまだ何とも言えないが、私は本当に今日はとても触発された。村上春樹はこんなに有名になって、こんなにもてはやされて、それでもまだまだ作家として成長、自己開拓をしている。 すごいなあ、と思う。 夜はチャンと練習しました。

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ロスの生活、再開!

昨日の夜に帰って来てからすでに慌ただしい社交生活の再開です。 ずっとオーディションや試験の準備、勉強、練習で一人でこもっていることが多く、「これが終わったらこれもしたい、あれもしたい」と言うことが山積みだったのですが、それに反響するように帰って来たとたん廊下やカフェテリアで会う友達一人一人がみ~んなギュ~っとハグしてくれ、近況の報告や、遊びの計画を話し合ったり。。。朝もお昼もお夕飯もにぎやかに友達とゆっくり食べて、そしてその間に図書館でず~っと読みたかった村上春樹の「1Q84」(予約をずっと待っていたのが、実にタイミング良く来たのです!)を引き取りに行き、それからこれもずっとしたかった学部生用の「音楽を触発した文学」と言うタイトルの人類文学のクラス聴講の準備(真夏の夜の夢、その次はソポクレスの「オイディプス・レックス」) をして。。。。 今日の夜はコルバーンのオーケストラのコンサートです。学部生のピアニスト二人がプーランクの2台のピアノの為の協奏曲でデビューします。今朝のドレス・リハーサルにはチャンと行って、応援団もやりましたし、今夜学校のお友達とお夕飯を食べた後、皆でそのコンサートに連れ立って行きます。 キャンプにも行きたいし、ユニバーサル・スタジオにも(まだ行ったことがないので)行きたいし、コンサートにも行きたいし、久しぶりに観劇や、美術館にも行きたい。昨日の夜は7時に飛行場に着いてから直行で、迎えに来てくれた友達と一緒に「シャター・アイランド」(スコルセージ―監督、レオナルド・ディ・キャップリオ主演の最近封切になった映画) を観に行きました。しばらく楽しいことを沢山します。 そして、5月下旬、6月上旬の日本での演奏会に向けての練習、開始をします。

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報告―大成功!

後一時間で、空港に向かいます。 東海岸から、ロサンジェルスに在る今の私の拠点であるコルバーン・スクールに戻るためです。 まだはっきりと発表することが出来ずに申し訳ないのですが、この過去3か月は兎に角コルバーンを今年の5月に卒業後の自分の進路に関して出来るだけ多くの種をまく、と言う過程でした。旅が多く、オーディションや色々な資格試験と、プレッシャーの多い期間でしたが、本当に多くの友情に支えられました。急に訪ねた都市で宿が必要になった時、気持ち良くおうちを提供してくださった方々や、オーディションの前と後に「頑張れ」「どうだった」と、一々メールを送ってくれた友達や、試験の前に一緒に付き合って私と勉強してくれた友達、皆それぞれ本当に多忙なのに、私がSOSを出すと、びっくりするほど気前よくいつも応えてくれて、本当にこんな友情に私が値するのか、と思うほど色々な人に支えられ、嬉しくて涙が出てくることも在りました。 そのおかげで、結果がどうであれ、私は今自分のベストを出し切った満足感で、良い気持ちです。 ブログに応援のコメントしてくださった皆様、また、いつも読んで下さった皆様もありがとうございます。 ところで、NYで絵描きや彫刻家をしている数人が集まって、日本に居るアーティストがアメリカ(特にNY)での公募展に出展できるようお手伝いする、と言うサイトを始めたようです。面白そうなので、ご覧になってみてください。 http://www.nykobo.com/ オーディションや試験で特に忙しい旅でしたが、でもスウェーデンで上演された友達のオペラのDVDを観る機会を得たり、色々な人の色々な芸術的ヴィジョン、プロジェクトに触れることが出来、そう言う意味でも実りの多い旅でした。

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