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飛行場にて

どこかへ向かうその道中と言うのは、過去を反芻して、将来に自分を備える貴重な時間だと思う。 寝不足だし、何だか非現実的な気持ちがするほど今私の人生がめまぐるしく進展しているけれど、飛行機の上、そして飛行場でのこの時間だけは私だけの、どこにも何にも属さない時間だ。ノート・パソコンを購入する前は良く飛行機や飛行場で、手紙や日記を鉛筆手書きした。何だか自分の人生の進展が時代とそしてテクノロジーの進展を反映しているのも、不思議な様な、頼もしい様な気持がする。 そんなことをつらつら考えながら、遅ればせながら初めてこれから始まるライス大学での博士課程のカリキュラムに目を通す。私は修士を修めてからすでに10年が経っている。新たにきちんと勉強する事が、楽しみでもあるし、ちょっと不安でもある。でもとりあえず快晴だし、とりあえず健康。大丈夫、大丈夫。明日はオリエンテーション!

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ヒューストンでの新世界、新生活!

しばらくぶりです。 タングルウッドの最後の一週間は本当に無我夢中、めくるめく毎日でした。 シューマンのトリオと現代曲”Traces"を両方とも土曜日に演奏し、その夜はお別れ会。 日曜日にニュージャージーの高校時代のホームステイ先に帰宅。 今日、月曜日は荷造りで、明日はライス大学での博士課程を始めるべく、ヒューストンに飛びます。 とりあえず、ご報告まで。 ヒューストンに着いたらもう少し余裕ができるはずです。 その時に色々チャンと色々書けると良いなあ、と思っています。

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好調ですが、多忙 ~中間報告

明日は2時半からの演奏会でAugusta Read Thomasの”Traces”を演奏し、6時からの演奏会でシューマンのトリオ一番、二短調を演奏します。Festival of Contemporary Music at Tanglewood は一昨日から始まっており、その演奏会を聴いたり、次々と去って行く、ひと夏を一緒に過ごした研修生たちとお別れの会話を交わしたり、その合間に練習、リハーサル、勉強と全てが慌ただしく、とりあえず今夜は11時半。明日に備えて眠っておかないと。

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待機中

今日は午前中練習をし、午後はシューマンのトリオのリハーサルとクロード&パメラ・フランク親子によるコーチングを受け、急いで夕飯を食べに戻ってこれから気合いを入れて昼寝を一時間ほどし、夜の11時から午前1時までオザワ・ホールでアウグスタ・リード・トーマスの”Traces”の録音。う~ん、ちょっと多忙。さて、寝ておかないと。

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シューマンのトリオ、その他

眠いので手短に。 毎週山の様にどっさり演奏会が在るのですが、金曜日と土曜日の夜のボストン交響楽団の演奏会は8時半からの開演で、寮に戻ると11時を超えているのです。それから必要最低限の電子メールをしたりしているとすぐに真夜中。そして朝は早い。。。今日のボストン交響楽団は、レヴァインのアシスタントで韓国人女性の指揮者、シーヨン・サングによる演奏会でした。ヒラリー・ハンの独奏でシベリウスのヴァイオリン協奏曲の他、ストラヴィンスキーの「火の鳥」、コープランドの「Quiet City」、そしてワーグナーのオペラ「ローエングリン」の3幕目前の序曲。とても良かった。私はシーヨンは共通の友達が居るので少し顔見知りなのですが、同じ年代の女性としてとても誇らしく思いました。格好良かった。今、私の世代くらいの女性がニューヨーク・フィルや色々な世界的なオケのアシスタントとしてトップ・レヴェルで進出を始めています。アジア人が多いのはなぜか不思議ですが。それからもう一つ不思議なのは、服装。皆タキシードもどきを着るのです。やはり女性らしい格好では余りにも男性のイメージの強いこのポジションは違和感を醸し出すのでしょうか?だからこそ、反抗心を持ってドレスを着てほしい気もしますが。 私のこの頃の活動はシューマンのトリオ。14日に演奏予定で、昨日からリハーサルが始まりました。明日からコーチングが始まります。何とクローデ・フランクとパメラ・フランク親子によるコーチングを受けられるのです! それから火曜日にピーター・セルキン氏に特別にレッスンをしてもらえる事になったので持って行くショパンの幻想曲の練習。そして水曜日にアウグスタ・リード・トーマスの曲を本格的に録音するためのセッションが在るので、その練習も。 と、言う感じ。後は毎日オケのリハーサルの見学や、室内楽や交響楽団の演奏会で結構予定はみっちりです。社交も大事だし。

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