3つの連続音が西洋音楽でよく使われるモチーフとして定着したのは、もともとそれが音楽的なのか、それとも西洋音楽に於いてキリスト教と「3位一体」の象徴性が重要だからそうなったのか?明日のプログラムで一緒に考えてください。
ここに来れば真希子がいて、しょうもないことをあーだこーだいつまでも大学生みたいに考えている、そしてピアノを弾いている。そういうスペースで包み隠さず自分を無防備にさらけ出して、熱く語る。(そんな真希子がいるんならこんな私がいても良い)と安心してくれる人がいるかもしれない。
私はどちらかと言うと頭でっかちの耳年間として、生意気な子供だったと思います。そんな私の周りに今度は「失恋をしろ」「尼寺に行け」「苦労をしろ」という大人が多数現れました。そうすればより良い音楽家になれるというのです。私は13歳で英語も分からず渡米をし、右も左も分からないまま月曜から金曜日までアメリカで英語の高校生活、そして土曜日は朝9時から夜6時までお昼休みもないスケジュールでジュリアードで大学レヴェルのクラス、と今から思えば尼寺なみの苦労はしていたと思うのですが…この人たちに言わせると、音楽家というのは死ぬほどつらい体験をしなくてはいけない、狂うほどの苦しみを味わわなくてはいけない、というのです。そして実際に自殺した作曲家や精神病院に入った音楽家の話を英雄の様にするのです。
今日は本当に楽しくライブ配信ができました。いつも見てくださっている方々、応援してくださっている方々に感謝です。ライブ配信中にも言いましたが、音楽はプレゼントの様なものです。プレゼントを準備して、綺麗に包装して、リボンをかけて、準備している時も楽しいのですが、やはり上げられるときに一番嬉しい。そして受け取ってもらって喜んでもらえるともっともっと嬉しい!
ゴルトベルグ変奏曲はアリア+30の変奏曲+アリアの復元、という構造です。30の変奏曲は10個のユニットから成っています。それぞれの10個が(多少例外はあるのですが)こういう繰り返しです。①様式(踊りから作曲様式)②ピアノ技巧(指さばきや手の交差)③カノン・輪唱。これはいわば①聴き手(感性)②弾きて(肉体性)③作曲家(知性)という風に分担しているとも言えます。