正義は勝つ

「だったらこうしてみれば?」

このヴィデオには本当に感動しました。 凄く色々書きたいのですが、もう疲労困憊。 昨日の夜はお友達沢山と多いにはしゃいで午前様、 今朝は朝の7時から日本のラジオ収録でした。 睡眠時間が少なくても驚異的な活動をしている人を多数知っていますが、 私はそうではありません。 寝ないと何にもできない。 それでも頑張って、自分に課している 「何があっても一日3時間ずつ練習と論文」と言うノルマは 形は何とかこなしましたが、どれだけ身になったやら。。。 寝ます! ヴィデオ、一人でも多くの方に観ていただければ幸いです。 私は2回観て、泣きました。

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射撃場ー応戦の覚悟

言っておくが、私はアメリカの銃規制法には絶対反対である。 今、特にアメリカ社会で学校などでの銃乱射事件が多発して、 大統領選も近づいている中、論議の焦点が当たっている問題。 そのためにメディアが競って取り上げる、銃にまつわる数々の悲劇。 その中には、何も分からない幼児が放置してあった銃で遊び、 自分、あるいは家族を撃ってしまうと言う事件も多数。 銃法が少しでも違っていたら防げた事件は沢山あると思う。 でも、そう言うアメリカ社会に居る限り、銃がそこらじゅうにあると言う事実、 それが自分に向けられるかもしれない可能性も無視は出来ない。 特に今、私のストーカー事件がどんどん発展している状況ではその可能性が増える。 私はガンディーや、マーティン・ルーサー・キングやダライ・ラマの非暴力を理想とするし、 今までは「撃つか撃たれるかと言う状況になったら、潔く撃たれよう」と ロマンチックに思っていた。 でも、今回のストーカー事件で、 今までの自分には想像もできなかったような惨めでけちな人生選択を繰り返し 真面目に生きている人をくじけさせるような行為で私腹を肥やし、 それを食い物にして生きている人(人間、と呼べない)が居る、と言うことも知った。 何しろ、私にストーカー行為を働いている最中にも、 他の女性を複数たぶらかして、お金をだまし取っているようなのだ。 そんな奴のためには、私は逃げも隠れもしない。 怖いとも、思ってやらない。 こいつのためには、私は何にも妥協をしない。 ピアニストとしての活動も続けるし、活動の広報もバンバンするし、 (来るなら来い!)と思って生きていく。 それでも自分一人では行こうと思いつきもしなかった射撃場だが、 私の安全を気遣ってくれる友達に誘われて、行ってみることにした。 そう言えば、やっぱりアメリカで育ったから 日本在住の人にはびっくりされるくらい銃は身近。 高校生の時、サマーキャンプでライフル射撃、と言うのはクラスであった。 銃を構える体制を取るのも、狙いを定めるのも、やけに時間がかかるので、 実戦には向かないけれど、でもそう言えばその時、撃ったのだった。 大学一年生の時、マンハッタンを友人たちと歩いていたら 「パーン」と明るい音がした。 私には誰かがフライパンを落とした音にしか聞こえなかった。 そしたら先輩が「あれは銃声だよ」と教えてくれた。びっくりした。 マンハッタン生活ももう10年を超えたころ、友人を訪ねて夜遅く あんまりよく知らないエリアを歩いていたらば突然 とっても若い中学生くらいの二人の男の子に「財布をよこせ」と言われた。 銃を持つ手が震えていた。 「この銃、きっとおもちゃだよね。ああ、面倒くさいね~」と思いながら、 財布を渡すと、お札だけ抜き取って財布は返してくれた。 (ありがとう!)と言う感じだった。 しかも札入れには一杯レシートを入れていたので、 震える手でお札を探した彼らは沢山レシートの間のお札を見落としてくれた。 再び(ありがとう!)という感じだった。 彼らは今、どうしているのだろうか? 特にテキサス州に移住してからは、銃を常に携帯している友人と言うのもいるし、 銃のための金庫を家に持っている人、と言うのも知っている。 テキサスと言うはそういう州なのだ。 何しろスポーツ用品店で銃が簡単に買えちゃうのだ。 そしてさて、昨日のマキコ、射撃場初体験談。 護身用のハンドガンと言うのは意外と軽い。 そして、9ミリの弾丸の詰め方、ハンドガンの持ち方、安全弁の外し方、 一発目をセットアップするやり方、そして狙いの定め方から、 全て教えていただいた。

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人間観察ーお世話になっている捜査官

今回のストーカーの一件で、警察官とか検事とか捜査官とか社会福祉の人とか 今までテレビでしか見たことが無かった職種の人に沢山お世話になることになって 分かったことは (皆、おんなじ人間なんだな~。 生活も、気分も、性格もそれぞれ在って、 それぞれの知識や専門やできることにも限りがあって、 不平も不満もあって でもその中で何とか自分にできる一番良い仕事、良い暮らしをしようと頑張っていて 愛しいな~)と言うことである。 その中で一人、女性の捜査官で面白い人がいる。 小気味が良いほど無愛想・ぶっきら棒。 「質問はそれだけですか」と聞かれて「ハイ」と答えると、 ガチャンと電話が切られてしまう。 でも仕事はきちんとしてくれるし、電話もメールもすぐ帰ってくる。 そして時たまびっくりするようなショッキング・ピンクの口紅を付けて出勤してたりする。 そんな彼女にどうしても会わなければいけない要件があった。 朝の6時を指定されて、行ってみたらば彼女は別件の捜査で徹夜をした後だった。 カフェインの飲み過ぎて、 普段の彼女からは想像ができないような人懐こさで私の件に関して色々おしゃべりしてくれ 高笑いをしたりして、なんだか旧友のようだった。 しかしその次の日は 「要件はそれだけですか」「ハイ」ガチャン。 昨日の夜は急用で、電話がかかってきた。 結構入り組んだ話しになったのだが、突然 「9時までは遊んでいいけど、9時には絶対就寝だからね!分かった!さ、遊んで」 と電話口でどなられ、私に言っているのかと思った。 子供が二人いることさえ知らなかった。 話しを進めていると、また突然 「いいよ、フラフープでも。なんでも良いから、早く遊んで。お母さん仕事中でしょ。遊ぶ時間はあとちょっとしか無いよ!」 とまた叫び始める。 何だかほっこりしてしまった。 ありがとうございます。

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笑うが勝ち!

何をしていても、笑うと言うことは大切だと思う。 練習中でも、論文のための文献を読んでいても、 笑えることは一杯笑う! それが私の人生哲学です。 失笑とかも良いのですが、やっぱり一番良いのは面白がって大声をあげて笑うことだと思います。 なんでおんなじ所二回続けて間違えちゃったんだろう!ワ~ハッハッハ!次はちゃんと弾こう! え~、リストって批評家に手回しして、自分の批評をほぼ自分の言葉で書かせてた! ワ~ハッハッハ!リストって案外器が小さいね~! それでそれを読んだ音楽歴史家がそれを全部真面目にとって リストがベートーヴェンのリヴァイヴァルをしたと誤解した!ワ~ハッハッハ! 困るじゃん。もう書き終わった一章目、直さなくっちゃ。 笑うと距離ができる。 等間隔で全ての物事が判断できる。 ストーカーの事も、達観しなきゃ。できること全部やったらあとは笑うだけ。 え~、検事に話せって?ワ~ハッハッハ!やってやろうじゃない! こんな珍しい経験ができて得しちゃったよ。 警察に調書を取らせろって言われて朝一で電話したけど、12時間後にやっと来たよ。 ワ~ハッハッハ!警察も忙しいんだね、ご苦労さん。 今日はレッスンとか無くて良かったよ。練習と論文、おかげで缶詰で頑張った! 笑い飛ばすぞ!笑うが勝ちだ!

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嘘をつく子。

木曜日はある幼稚園から高校までエレヴェーター式のある学校でピアノを教えています。 授業を受けている子供たちを教室まで迎えに行き、 レッスン室まで一緒に歩いて30分のレッスンをした後、 また教室まで送り届けます。 2年生のSちゃんは楽譜を忘れる常習犯。 そして、なぜ楽譜を持っていないのか、なぜ練習が出来なかったのか 実に想像力豊かな嘘をつきます。 今日のは傑作でした。 私がSちゃんを迎えに行くなり、息せきって話し始めたのがこちら。 Sちゃん「私の家のカレンダーはすでにもう2016年のになっちゃってるの。 曜日が違うから紛らわしくって… 昨日は曜日を混乱して、教材を忘れて学校に来ちゃった!」 私は大笑いしようかどうしようか、一瞬迷ってからおごそかに言いました。 「それは、嘘だね」 Sちゃんは一瞬固まってから私の目を凝視したあと、うつむいて黙りました。 「今日は楽譜は持ってきたの?」 Sちゃん「ロッカーにあると思う」 二人で黙りこくってロッカーまで歩きます。 そしてやっぱり案の定ロッカーに、楽譜はありません。 「ロッカーにあると思うって言ったのも、嘘だったんだよね」 Sちゃんは私の目を見た後 「はい、嘘をつきました」と私がびっくりする深刻さで告白します。 「今学期の目標は何にするってお約束したんだっけ?」 Sちゃん「…嘘をつかない…」 私は貴重な30分のレッスン時間の10分を割いてお説教をしました。 (まあ、どうせ楽譜なかったし、練習もしてきてなかったんですけれど) 「嘘をついて一番傷つくのは、自分だよ。 誰にも、言うことを何にも信じてもらえなくなって、寂しくなるのは自分だよ。」 Sちゃんは神妙に聞いているけれど、あるいは聞いているふりをしているけれど、 でも来週もきっとウソをつく。 私は何をしてあげられるのだろう。 どうしたら、気づかせてあげられるのだろう。 ウソってなんだろう? ウソなんてついても結局寂しいだけなのに…どうして人はウソをつくんだろう。 私のストーカーは、私としばらく婚約していた間に私にさまざまな嘘をつきました。 結局いつかはばれるのに。 その中で、今でも一番心が痛むウソが家族背景についてです。 自分の両親は本当に人望高い、素晴らしい美女美男で、 6人兄弟の中でも彼は一番かわいがってもらって兄弟たちにねたまれるくらいで、 その中でもお父さんは特に目に入れても痛くない可愛がりようで… そう言う話しを涙を浮かべながらしていた彼の父親は、 実はアル中で、酔っぱらってはお母さんを殴って、 ついにはお母さんに離婚されていたのです。 でも、自分の過去を否定するためだけのウソでは無く、 私腹を肥やすためのウソも沢山の人に多くついてだましていた彼は、 私にとってはもう人間の皮をかぶった宇宙人としか思えない、遠い存在になりました。 一時は、信じようと本当に努力をしたのだけれど。 そう思っていたら、ある映画を思い出して、愉快な気持ちになりました。 「嘘」と言うものが全く存在しない世界で、 一番最初にウソをつくことを思いつく主人公の話です。 「嘘」が全くない世の中と言うのも中々つらい物なんです。 初対面の人に「あなた、あんまり格好良くないわね」とか。 仕事の同僚に「お前、大嫌い」とか。 そんな中、見た目で差別を受け、仕事を失って家賃が払えない主人公が 銀行で、自分の口座にないお金を引き出すことを思いついて「嘘」が始まります。

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