今は練習し過ぎにとても気を付けています。指や筋肉の疲労もですが、それよりも脳みそが飽和状態になると練習はむしろ逆効果。(まだもっと練習したい)と思っている状態でお休みすると、意識下で練習が続いている状態になるのです。
コロナに加え、気候変動、そして日米ともに政治関連でも色々な急変...でも音楽はストレスにも効果が在ることが立証されています。血圧や心拍数を安定させ、ドーパミンやオキシトシン(「愛情」ホルモン)など生態に良い効果のあるホルモンを促進させてくれます。
脳神経科学的に言うと「やる気」は待っても絶対出てこないそうです。取り合えずやり始める。やり始めて段々出てくるのが「やる気」。どうしても練習する気になれない日は私は20分タイマーをかけます。20分やってそれでもやる気が出なかったら休んでよし!大抵タイマーが鳴る時には練習を続けたくなっています。なぜやるのかの「Why」ではなく、どうやったら出来るかの「How」を一緒に考えましょう!
フェローシップの審査を通れば、コーチやPRやネットワークやオンラインマーケティングのスタッフ...そういうものが全てパッケージになって手に入る。問題はこういうフェローシップの多くが何千人と言う応募者の中から20人とか、そういう非情な倍率な事。
「日刊サン」に隔週掲載しているコラム「ピアノの道」No.1.1月10日付11ページ目。 この記事の英訳はこちらでお読みいただけます。 私は物思うピアニストです。何を思っているかと言うと、例えば「日本人ピアニスト」や「プロの女性」が在りえなかった時代ってそう遠いむかしでは無いと言うこと。第二次世界大戦の戦火の中で私の祖父母は孫の私が十代で渡米し、南米・北米・ヨーロッパ・アジアと演奏旅行し、西洋音楽の博士号をアメリカで取得するなんて、想像もできなかっただろうと言うこと。それから「音楽は世界の共通語」と言うこと。更に、私と言う一人の音楽家を育んだ人たちや社会は、私に何を期待して、何を託しているのか、と言うこと。 物思いながら音楽人生を歩んでいると、見るもの聞くもの、会う人読むもの、すべてが色々ヒントを投げかけてくれます。音楽の持つ力は、医療器具や各分野の研究により、どんどん解明されています。考古学者Steven Mithenは著書「歌うネアンデルタール」(熊谷淳子訳)で、声の抑揚で交信すると言う行為(=歌)は、言語よりも先にあったと主張しています。また、脳神経科学によると音楽がもたらす一体感は俗称「愛情ホルモン」や「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンの分泌を促進するそうです。 本や学者さんの裏付けは確信になるけれど、経験的に人類は音楽の持つ力を知っていたと思います。例えば祈祷師や宗教、軍隊や社会運動が音楽を使うのはなぜでしょう? 人間の呼吸や心拍や脳波は聴いている音楽に同調するそうです。群れる動物である人間は、音楽に同調して心拍や呼吸や脳波を部屋にいる人々と合わせることに快感と安心を感じるようです。お互いを分かり合いたい、共感し合いたいと言う人間性を体現したのが音楽だと私は思っています。 どんなに違う世界観や意見を持っていても、現在と言う時間、そしてこの地球と言う惑星に共存する私たちは運命共同体です。そして音楽はどんな人と人との間でも潤滑油となり得ます。その潤滑油を提供するための修行と考察を重ねてきた世界市民のピアニストが私です。そんな私がご縁在って日刊サンに掲載させていただくことになった新コラム「ピアノの道」。練習・演奏・演奏旅行を通じて生まれる人間観察・音楽観などについて、音楽史や脳神経科学の文献などを参考に綴っていきます。 詳しくはHPにて:Musicalmakiko.com。