コロナ日記122:自問自答
ここに来れば真希子がいて、しょうもないことをあーだこーだいつまでも大学生みたいに考えている、そしてピアノを弾いている。そういうスペースで包み隠さず自分を無防備にさらけ出して、熱く語る。(そんな真希子がいるんならこんな私がいても良い)と安心してくれる人がいるかもしれない。
ここに来れば真希子がいて、しょうもないことをあーだこーだいつまでも大学生みたいに考えている、そしてピアノを弾いている。そういうスペースで包み隠さず自分を無防備にさらけ出して、熱く語る。(そんな真希子がいるんならこんな私がいても良い)と安心してくれる人がいるかもしれない。
応募資格があるグラントや支援金に手当たり次第申し込んでいる。いくつ、何に、いつ申し込んだのか、記録はない。なぜならこういう支援金の多くは早い者勝ちだからだ。応募が急に打ち切られてしまうこともある。(じゃあ、応募要項の記載を終わった段階で記録を残せば?)と思われるかもしれないが、応募記載が終わった段階では結構げんなりしている。倍率も審査基準も分からない宝くじのような支援金の応募記載に時に何時間もかかる事も在るからだ。(自分は何をやっているんだろう?自分の人生って何だろう?)とげんなりしてしまうのだ。そして今この非常時に、急に発表される支援金や補助金の多くはタイムラインが明らかでない場合が多い。いつ受賞者の発表があるのか、受賞者に対する支払いはいつ行われるのか、分からない。だから応募が終わったらさっさと忘れた方が良い。
コロナ日記121:私は、支えられています。 Read More »
私はどちらかと言うと頭でっかちの耳年間として、生意気な子供だったと思います。そんな私の周りに今度は「失恋をしろ」「尼寺に行け」「苦労をしろ」という大人が多数現れました。そうすればより良い音楽家になれるというのです。私は13歳で英語も分からず渡米をし、右も左も分からないまま月曜から金曜日までアメリカで英語の高校生活、そして土曜日は朝9時から夜6時までお昼休みもないスケジュールでジュリアードで大学レヴェルのクラス、と今から思えば尼寺なみの苦労はしていたと思うのですが…この人たちに言わせると、音楽家というのは死ぬほどつらい体験をしなくてはいけない、狂うほどの苦しみを味わわなくてはいけない、というのです。そして実際に自殺した作曲家や精神病院に入った音楽家の話を英雄の様にするのです。
コロナ日記120:「音楽に酔うな」vs。「感情から逃げるな」 Read More »
ゴルトベルグ変奏曲はアリア+30の変奏曲+アリアの復元、という構造です。30の変奏曲は10個のユニットから成っています。それぞれの10個が(多少例外はあるのですが)こういう繰り返しです。①様式(踊りから作曲様式)②ピアノ技巧(指さばきや手の交差)③カノン・輪唱。これはいわば①聴き手(感性)②弾きて(肉体性)③作曲家(知性)という風に分担しているとも言えます。
コロナ日記118:ゴルトベルグ変奏曲と「3」と「2」。 Read More »
ICE(移民・税関曲)の留学ビザ保有者に対する秋学期からの発令は本当にショック。長年暮らした国から「お前はこの国にいる権利が無い」といわれることは、実際に人生を大幅に狂わせられるだけでなく、心理面でのダメージも大きいです。そして教育者たちの職安定もますます危うくなります。兎に角今は、自分ができることに集中するしかありません。
コロナ日記114:アップ・アンド・ダウン、ギヴ・アンド・テイク Read More »