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人生観が変わるほど良いものを観たり聴いたりすると、本当にラッキーだなあ、と思います。 先週末、友達に誘われて、Sarah Jonesと言う人のワンウーマンショーを見てきました。一人の役者が多数の登場人物を演じる劇です。音楽は本人がショーの一番最後に登場人物の一人として伴奏無しで歌う歌一曲だけ。こういう描写を聞くと、私だって無味乾燥かな?と思います。 ところがどっこい。 Sell/Buy/Dateと言うのは「Sell by Date(賞味期限)」をもじったタイトルです。性産業やセックス、そして社会のステレオタイプに焦点を当てた作品です。斬新な視点を提示しながら同時に全ての人に共感を促す、複雑な問題に様々な登場人物を通じて多様な見解を示す、本当に「良く言ってくれた!」と大笑いしながら涙が出るような、そんな演劇でした。 多人種国家のアメリカでは性差別と人種差別はお互い絡まり合って複雑化する問題です。そこも鋭く解析している劇は人種差別問題の少ない日本への上陸の可能性は少ないかも。と、言うことでこの劇の最初だけオンラインで公開されているのを見つけたので、日本語字幕付きでこのブログの最後に載せます。アメリカ在住で今このブログをお読みくださっている方はヴィデオは観ずに、生でご覧ください。チケットはこちらでお買い求めいただけます。https://www.eventbrite.com/e/sellbuydate-tickets-49114766589
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世界的な指揮者として小澤征爾や五嶋みどりを起用して応援したり、ウェストサイド物語の作曲を手掛けたり、教育者としてハーヴァードでの講義をシリーズで手掛けたり...レナード・バーンスタインは一世を風靡した奇才でした。カリスマ性に富み、人権問題を始めとするさまざまな世論にもその作品や個人としての発言で影響を及ぼし、またNYフィル主催でシリーズで行った「ヤング・ピープルズ・コンサート」では子供にわかりやすくクラシックを説明すると言う当時は画期的な試みを大成功させ、一世代の音楽ファンを急増させました。 今年で100年目の生誕記念と言うこともあり、各地でバーンスタインを中心としたプログラムが行われ、バーンスタイン関連の出版も多く出ています。そんな中、バーンスタインの長女の自叙伝がこの夏出版され、多くの話題を呼んでいます。バーンスタインの本を来年出版予定のAmerican Studiesの教授吉原真里さんを始め、私も数多くの友達にこの本を多いに勧められて、昨日読破。読み始めたら一気に読み上げてしまいました。 なぜこんなに面白く読めてしまったのか。レナードバーンスタインは音楽史、特に第二次世界大戦直後から20世紀を通じてアメリカ東海岸に於ける音楽史に非常な影響力を持った音楽家です。他の作曲家や芸術家との交流、共同製作、ライバル関係など、音楽関連の興味も多いに在りました。さらに本人の作曲のプロセス(結構行き当たりばったり?)、生みの苦しみ(かなり苦しむ)、演奏会本番の日常のルーティーンや(あまりなし)、練習時間(皆無?)、集中の方法(薬とアルコール?)なども興味の対象でした。 しかしバーンスタインの個性的人生、家族人としてのエピソード、大金持ちセレブとしての私的生活、そして政治背景なども非常に面白いのも事実です。私の世代の音楽に興味がある人ならバーンスタインがゲイだったことを知らない人はいないと思います。でもそのバーンスタインの妻が才色兼備のピアニスト兼女優。しかも夫の同性愛を承知の上で結婚。2人は3人も子供を設けます。さらにそんな状況の中でもバーンスタインが真面目に父親と家庭人としての役割を重要視ししていたのは、本当に意外でした。ただし、尋常ならざるエネルギーの持ち主で睡眠時間をほとんど必要とせず、周りがへとへとになるまで自分の大騒ぎに付き合わせる。これは日本の同業者のエッセーを読んで知っていましたが、家族にもそれを強要したようです。更に自分の兄弟や住み込みのお手伝いさんもすべて含めて本当にいつもいつも人に囲まれて、人から敬愛されていないと、満足できない...アウトプットが多い人はインプットも多く必要とするのでしょうか?家族としては本当に有難迷惑と言うような苦笑の文体の所と、親の七光りからなんとか独立して自分を確立しようともがく場面と、Jamie自身の人生にも、バーンスタインの伝記と同じくらい興味を持って読めました。 音楽マニアが多い日本ですから、この本は近い将来きっと翻訳が出るのでしょう。あまりネタバレをしないように書きましたが、面白く読みました。
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自分の回顧録を書くにあたり、他の人の回顧録を沢山読んでいます。これはその一つ。(和訳は出ていません。) 本の虫の高校生がアイヴィーリーグではなくWest Pointの陸軍士官学校を選びます。肉体的にも精神的にも限界を超えることを要求されるスパルタ教育中にも勉学を怠らず、オックスフォードへ名誉あるRhodes Scholarとして留学。その最中に9.11が起こり、自分の訓練が実戦に使われる運命を自覚。その後アフガニスタンで10か月戦い、何人かの部下を亡くします。 詩や小説・戯曲から歴史、哲学、宗教と読書家の著者は「生徒」「軍人」「退役軍人」の3部に分けられた全41章を色々な引用で始めています。聖書・ダンテの戯曲・軍の規律・小説...出典は実に多様ですが、その一つに私は特に共鳴しました。 「The nation that will insist on drawing a broad line of demarcation between the fighting man and the thinking man is liable to find its fighting done by fools and its thinking done by cowards.(戦う者と考える者の間に線を引いて隔てる国は、愚か者が戦い臆病者が考えると言う結果を導く。)―Sir William Francis Butler」 『戦うもの』=『実践するもの』。私も考える音楽家になりたい。 本の著者は使命感と正義感に満ち溢れる知性的な青年です。若い士官として責任を全うしようと懸命になり、その結果部下の死に対する罪悪感に傷つきます。私がこの本を読んでいる間、この本の著者Craigは傷痍軍人のための寄付金を募る活動をしながら、亡くなった自分の部下を追悼してアルプスを横断していました。Facebookやインスタグラムにアルプスの美しい写真をアップロードをするのと同時に、亡くなったかつての自分の部下の写真も上げています。亡くなった方々それぞれへの言及を本の中で読んだばかりだったので、Facebookに挙がった顔写真を改めて拝見して感無量になってしまいました。 私がこの本を読んだのは実は著者にこの夏会っていたからです。US-Japan Leadership Programの参加者だったのですが、本人は主に「Facebookで働く人」と言う立場で参加し、発言しており、私はうかつにも彼の過去やニューヨークタイムズのベストセラーリストにも乗った著書の事は、会が終わってから知りました。今、たまたま回顧録を手当たり次第読んでいると言うことと、知り合いの本と言うことで、ほとんど義務感から図書館で借りましたが、面白くて一気に読み切りました。 回顧録を読むのは、自分の回顧録を書くに当たり参考にすると言うのが第一目的ですが、もう一つ「世界観を広げて、もっと社会のニーズに寄り添う音楽活動がしたい」と言う気持ちが在るからでもあります。この本は私には全く未知の世界だった軍隊の世界を垣間見させてくれました。 この本を読みながら、今までの自分の軍隊に対する偏見を認めざるを得ませんでした。私の偏見は反戦を謳う戦後の日本教育のせいでしょうか?それとも反体制になりがちな芸術タイプに囲まれて育ってきたせいでしょうか? Craigは一途としか言いようのない正義感と責任感とチャレンジ精神を持って、訓練と実戦の中の肉体的・精神的・倫理的困難に立ち向かっていきます。エリートとして士官学校に合格した後「正義のために人を殺す事は本当に正しいのか?」と何週間も悩んだ後に神父に相談したり、友達への闘争心や劣等感に悩んだり、アフガニスタンで現地人のコミュニティーに溶け込もうと色々滑稽な努力をしたり、本当に共感をそそります。(私とCraigは似ている!?)と思ってしまうほどです。同時に複雑な親子関係や恋愛の箇所は、むしろ知人だからこそかも知れませんが(ここまで知っちゃって本当に良いんですか!?)とちょっとオタオタしてしまうようなところもありました。読者を信頼しているから正直にシェアできたんだと思いますが、自分が回顧録を書く上でどこまでシェアするのか悩むうえでの参考にもなりました。 みんな、それぞれの立場でそれぞれのチャレンジと悩みを抱え、一生懸命生きているんだと思います。一つの世界―それが軍隊であれクラシック音楽業界であれ―にどっぷり浸かってしまうことの欠点は「私たち(俺たち)が一番苦労している・頑張っている。」と思ってしまうことだと思います。クラシックの文化では、19世紀ロマン派の影響もあり、そのナルシシズムはかなり病的に存在している。音楽以外の事を知ることは時間や労力の無駄だ、と言う風潮が在るのです。私はそれに甘んじてかなりの時間を音楽だけに集中してしまった。それはそれで良かったこともあるけれど、これからはできるだけ視野を広げ、今まで培ってきた私の音楽をこれからはできるだけ世のため・人のために役立てられたら、と思っています。Craigの本で何より私が共感し、感動したのは、Craig自身もCraigの友達もみんな必死になって自分の限界を超えようと毎日頑張っていることです。私も学生時代そういう時が在ったし、これからも常にそういう風に頑張って居る自分でありたい。本を読んで非常に刺激され、野心がむくむく湧いてきました。取り合えず、縄跳びを買いました。 音楽療法と言うのは第一次世界大戦と第二次世界大戦の従軍看護婦が、野戦病院で音楽隊が来ると傷痍軍人が少し苦痛が和らいでいるようだと気が付いたことことから始まったと言われています。(音楽を治癒に使うと言うことはメソポタミア文明、古代ギリシャ文明。世界各地の原住民など古来から様々言い伝えられていますが、ここでは、現在の西洋医療で実際に研究・実地されている音楽療法の起源の事を言っています。)私も退役軍人を対象にしたNPOでもお役に立てれば良いな~、と夢見ています。 私に人間性善説への信念を強めてくれるような本でした。 最後に。タイトルの「The…
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脳神経科学が音楽の効果をデータ化するにつれ、医療・教育・政府など様々な機関が音楽を起用し始めています。 アメリカ国立衛生研究所(NIH)もケネディー舞台芸術センターと提携して脳神経科学者、音楽療法士、音楽家などの共同研究を促し、音楽を健康向上のためにどのように応用すれば良いのか、研究しています。https://www.nih.gov/sound-health/research-plan ピアニストとして音楽が人間に発効するパワーを活用して、世界の健康・幸福・生産性・平和に貢献したい! (←「Music is the great uniter. An incredible force. Something that people who differ on everything and anything else can have in common.(音楽には人を結束させる力がある。凄い力だ。すべてに於いて異なる人たちでも音楽で通じ合える)ロサンジェルス公共図書館での講義。サラ・ドレッセンの引用) 目的達成のための手段として、これから国際的にインターネット上での存在をアピールしていきます。いわゆる『コンテンツマーケティング』です。 私の活動を皆さんに知っていただくことで、注目度と経済効果を高めて行くことが目的です。 そのために以下のご支援とご協力をお願いさせてください。 ブログにコメントを付けたり、FacebookやInstagram・Twitterなどでシェアしてご紹介ください。 Facebookのファンページに「いいね!」やフォローボタンを押し、コメントを付けてください 日本語のファンページは「平田真希子を応援する会」 英語のファンページは「Makiko Hirata」 日本語と英語と両方に「いいね!」をしてくださると感謝二倍です! YouTubeチャンネルに登録(サブスクライブ)してください。 Patreonと言うサイトでフォローをしてください。可能であれば月額5ドルからの寄付をご検討ください。 https://www.patreon.com/musicalmakiko Patreonとは、ファンがクリエイターへの直接支援ができる新しいサービスです。 寄付者は希望の金額を選択し、手数料(寄付額の5%)が引かれたのちに月初め送金される仕組みです。 送金されるまで手数料が発生することはなく、寄付額はいつでも自由に調整することが可能です。 寄付金はOn-Call Musical Doctorとして音楽の効用を世の中に広める活動(ヴィデオ作成、オンラインコンテンツの更新)と、私の回想記の執筆に充てさせていただきます。 Patreonで寄付する手順は下記をご参照ください。(日本からのご利用の場合、Internet Explorerではなぜか起動いたしません。お手数ですが、Google Chromeなどの他のブラウザーをご利用ください。) Patreonでの寄付にご協力いただける方は、以下のステップを踏んでください。 https://www.patreon.com/signup にアクセスします。 名前、メールアドレス(確認のため計2回を入力し、最後にパスワードを設定します。) 入力後にアカウント画面が表示されます。メールにて認証が必要となりますのでご注意ください。 支払い方法について入力してください。…
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世界市民、そして音楽家として、私にできる世界貢献とは何か? 幼少を香港、小学校時代を日本、そして13歳以来アメリカで4半世紀以上暮らして来ている日本人として。 世界レヴェルの音楽教育を博士号受け、国際的に音楽活動をするピアニストとして。 そして脳神経科学者たちとの共同研究で音楽の効用をデータ化し、 音楽が私たちの人間性を向上させてくれることに信念と希望を持つ音楽家として。 言語を超えた共感を促す音楽の持つ可能性を、世の中の隅々まで届けて交流したい! そのためにコンテンツマーケティングで、インターネット上での知名度を高めていきます。 Instagramで33万人のフォロワーを持つ私の後輩のフルーティスト、Gina Lucianiに 助言に替えたいくつかの質問を課題としてもらいました。。 ここで公開して、一緒に考えて行っていただければ幸いです。 ご意見、ご質問、ご提案、なんでも結構です。コメントやメールでお考えをお聞かせください。 1)Identify YOUR Brand (自分のブランドを確立させる) ある商品・サービスを、他の同カテゴリーの商品やサービスと区別するためのあらゆる概念 – How do you call yourself? Musicalmakiko On-Call Musical Doctor (音楽博士) Dr. Pianist (ドクターピアニスト) Makiko Hirata (平田真希子) – How do you want to be perceived(どのように認識されたいか) 知的:脳神経科学や音楽史の知識を自分の音楽活動に応用。 使命感:音楽のパワーのメッセンジャー。 国際的:世界平和に貢献する音楽活動。国際的な文化大使。 「音楽は世界の共通語」を体現する日本人女性ピアニスト、西洋音楽専門家 気さく:対話型・参加型・楽しむクラシック音楽。地域浸透。 博愛主義者:音楽を極めると人類愛になる。 ロビンフッド音楽宅配:持てる者に提供するサービスではなく、持てる者から資金調達をして、復興支援として様々な理由から困窮する団体・地域に届ける音楽活動。 – What are you colors/style?(自分の色・スタイルは?) 色:マーケティングに於ける色彩の重要性についてはいろいろな研究がおこなわれています。 私の場合、メッセージ性としては和平・調和・健康・幸福と言った感じで緑色が一番適当。 偶然にも私の一番好きな色はオリーブグリーンです。落ち着く... 青が強いミントグリーンも好き。…
