始めは自分なりのお百度というか、毎朝みんなの健康と平和を願ってピアニストが発信しているという事実が少しでも誰かの励みになってくれば良い、というちょっとした「おごり」がありました。でも最初の数日は自分でも意外なほど早起きが辛く、一日中眠くて(自分はマゾか!?)と思いました。それが段々と生活のリズムが付いてきて少しずつ楽になっています。ここ数日は朝をバッハで、しかもゴルトベルグ変奏曲で始められるのが嬉しいです。嬉しくなったらなったで(私がこんなに楽しくってむしろ申し訳ない!)という気持ちもあったのですが、見てくれている小学校時代の同級生から「楽しそうにやっているのを見るのが楽しい」と言ってもらい、確かに楽しいから続けられるということもあるなあ、と思って、今は多いに楽しんでいます。
明日は日曜日。安息日にします。月曜日からまた朝練ライブ配信。来週の土曜日は名誉挽回の復活演奏をします。こうして向上心を保っていられるのは、本当に私の毎日のブログや毎回の演奏に関心を持ってご支援くださっている皆さんのお陰です。
クラシックの「完璧主義」に抗って、ありのままの自分をさらけ出したい自分もいる。そうする事でクラシックの敷居の高さ、エリート主義、非現実性を払拭できるのでは…?という淡い希望的観測もある。
今、演奏会場やオーケストラや興行師が次々と年内の演奏会の中止・延期を発表しています。コロナ感染者の数も増え続けています。家族に会えないコロナ患者のために演奏をするボランティアの話しさえも、「医療スタッフが人手不足で企画・運営できない」と立ち消えになっています。ICUがどんどん拡張されているそうです。私がコンサルを務めるヒューストンの病院では、新しいICUを二部屋明けたそうです。「とても音楽どころじゃない!」とメールから悲鳴が聞こえてくるようでした。
「なぜ人は悲しい音楽を聴きたがるの?」…数年前に8歳の生徒に聞かれてからずっと自問しているテーマです。デモが暴動化し門限が発令される中、今の私は悲しい音楽を通じて人間は苦しみに共感する練習をしているのではないかと思っています。私たちは時空を共有する運命共同体ですCovid-19、経済的圧迫、そして社会不正...。挑戦が山積みになる今だからこそ、一緒に力を合わせてどうすればお互い共感し合って喜びを倍増し苦しみを半減できる社会を創り上げられるのか、社会構造からの見直しを迫られている時だと思います。自分の家族・人種・国が良ければ良いという時代では、もう無いのではないでしょうか?私は音楽家の共感力と癒しを発信し続けます。