Tag: シアトル


  • 美笑日記9.18:バトンを受け取る旅

    先週行った5泊6日の旅の道中、いくつか忘れてはいけない想いや言葉や出来事に出くわした気がして、思いつくままにつづった忘備録です。

  • 演奏道中記7.31:濃密な7月でした

    しばらくブログが間遠になっていた理由は、一か月ばかり旅行が続いたからです。旅先では次々と素晴らしい出会い、会話、感動に恵まれる事が出来ました。 6月30日~7月5日@バンフ:ルネッサンス・ウィークエンド 私にとって去年の9月が最初、今回が2回目の出席となるルネッサンス・ウィークエンド。(前回の記述はこちら)今回はカナディアン・ロッキー山脈観光の中心地、バンフの街での開催でした。 政界・学界・報道・NPO/NGO・起業・テック・エンタメ・宗教・芸術...各界のリーダー達400人が集まった最初の晩の開会式でまず演奏させて頂きました。そこからは「Hi! I am Makiko!!」と自己紹介しても皆ニコニコして「勿論知ってるわ!」と、音楽や演奏家人生についての質問で会話が始まります。物凄く嬉しかったのですが、同時に中々相手のお名前を伺えなくて、困ったりもしました。宇宙飛行士に「宇宙ステーションにいらしたなんて凄い!」と言ったら「イヤイヤ、犬やサルでも宇宙に行けますが、犬やサルーそして私も、到底ピアノは弾けません。」と言われて大笑いしたりもしました。 7時半に始まる朝食は慌ただしく30分で終わり、パネル協議が始まるのが毎朝8時からです。様々な会場で同時進行で「瞑想の効用」「ビッグデータとプライヴァシー」「食の未来」「不動産市場」「AI」などのトピックが協議され、質疑応答が続きます。それぞれ一時間ずつ。一時間のランチと一位間のディナーの間も、参加者との会話は濃厚です。そして夕食のあとも協議会は続き、全てが終わるのが10時半か11時。その後の有志で集っての、飲み会もまた熱血です。 私も「環境問題」、「グローバリゼーション」、「アーティストがパンデミックを乗り切る方法」などの主題で発表させて頂いた他、最後にトークショー形式でルネッサンスウィークエンドの創始者のフィルに参加者全員の前でインタビューを受けたりしました。 たま~の自由時間には、皆でハイキングやラフティングの初体験もしました! 7月7日~7月25日@日本 コロナ感染者数が世界的に上昇する中、陰性証明が入国に必要な日本に本当に帰れるのか前日まで不安でした。でも3年ぶりの日本はやはり素敵だった!パンデミック前の演奏会中心の帰国ではなく、今回は家族や友人との絆を大切にし、更に日本文化に触れ自分のルーツを再確認する帰国になりました。中でも、母の誕生日に最近両親お気に入りの「きみ松」で家族で純和風のご馳走をゆっくりと楽しんだのは良い思い出となりました。 パンデミックの間は演奏もできず、水際対策で日本にも帰れず、自分が拠り所としていたものの多くが無期延期になりました。でも、だからこそ生まれたものもあったのです。パンデミックをきっかけに始まったある神主さんとの3年に渡る文通で、私は今まで全く無知だった神道の歴史や美的感覚や姿勢などについて考察するきっかけを沢山いただきました。そして今回3年ぶりに帰国が叶い、この神主さんのご案内やご紹介で新しい世界観の開拓をする事が出来ました。(Mさん、感謝です!) 群馬で温泉にも浸かりました。森美術館にも行きました。博報堂のUniversity of Creativity のキャンパスも訪問しました。USJLPのイベントも二回あり旧友と友情交歓しました。美味しいホルモン焼きを大勢の友達と食べて大変盛り上がったりもしました。浜松でカワイの工場を見学し、在米日本人として、そしてシゲル・カワイ・アーティストとしての誇りが倍増しました。在米日本人は帰国時に欠かせない人間ドックもやりました。 25弦琴奏者の佐藤康子さんと人形遣いの黒谷都さんが人間の営みを自然に戻す月舞台で共演するイベントにも参加させて頂きました。 そしてもう四半世紀以上応援し下さっているピアノ愛好家のKさんとYさんのサロンのこけら落としも弾かせて頂きました。 7月26日〜7月30日@シアトル:US-ジャパンリーダーシッププログラム 日本からロスに降り立って16時間後にはまた空港へ。でも洗濯が出来た。お家のベッドで一晩眠れた。やっぱり自宅は良い物です。 各界のリーダーの友情と絆によってより日米関係を人間的かつ揺るぎないものにする、というのがUS-ジャパンリーダーシッププログラムの主旨です。このプログラムのフェローとして、パンデミック以来初めての会合に参加するためのシアトルでの四泊五日でした。多様な専門分野のリーダーたちが毎年日本とアメリカからデリゲートとして選抜され、2年のプログラムを経てフェローとなります。 2000年に始まったこのプログラムのコミュニティーは現在約450人ほど。オリンピック選手、宇宙飛行士、起業家、メディアのパーソナリティー、政治家...フェローの中にはかなりの有名人も少なからずいます。が、そういう有名人も含めフェローの多くがこのコミュニティーに少なからず愛着を感じていて、米日財団が正式に開催する毎年の会合に欠かさず出席するフェローも少なくありません。更にフェローの有志の間で自主的に世界各地でイベントが企画・運営・開催されたり、ズームでほぼ毎月様々は主題で勉強会が開かれたりします。今回もコロナの感染者数が高まる中、100人ほどがシアトルに集まりました。 環境問題・経済格差・テクノロジー・食安全・文化...様々な主題でパネル協議が行われ、それに対しての質疑応答があります。が、その合間に水辺でビュッフェのご馳走を頂いたり、皆でシアトルの日系人の歴史の形跡を拝見しに行ったり、ロック博物館でライブのバンドに合わせてカラオケしたり...そして夜は皆でカラオケで大騒ぎしたり、お酒を飲んで話し込んだり、大学生の様にゲームをして大はしゃぎをしたりします。USJLPの会合のノイズレヴェルは一般的にかなり高い。参加者一人一人の熱血度合いを反映しているかのようです。その大音量に負けずと声を張り上げて世界情勢などについて議論などを戦わせたりするので、会の終焉にはどの参加者も大抵声がガラガラになっています。 私は、好機にもコミュニティーにも出会い・友情にも、本当に恵まれています。感謝の念に堪えません。 この一か月のハイライトの一部を動画にまとめてみました。

  • 水曜日の朝5時に家を出て、木曜日の夜11時過ぎに帰って来る、実質41時間のシアトルへの旅を振り返ります。 去年の7月にUS-Japan リーダーシッププログラムでシアトルに一週間滞在して以来、シアトル行きは5回目です。今回も「音楽でチームビルディングとリーダーシップ!」ワークショップをさせて頂くことを主な目的として行きました。 お昼前に空港に到着。紅葉が始まって美しいUniversity of Washingtonのキャンパスに直行。DxArtsと言うデジタル技術と芸術を総合させる研究所のThomas Deuel助教授にお会いして来ました。ジャズトランペット奏者、作曲家、音響彫刻芸術家...色々クリエーティブな活動もされていますが、プリンストンとハーヴァードで脳神経科学をお勉強なさった研究医でもあられます。この方のEncephalophoneと言う機械を見せて頂きました。脳から発信される電極を読み取り音に変換する楽器です。全身不随の方でも音楽演奏が楽しめるようにと、開発されました。 色々な分野に同志が増えていくことには本当に勇気づけられます。 夜はシアトルでの新しいお友達のお家にご招待いただきました。音楽愛好家や音楽進路希望者の方々がお集まりくださり、軽食を囲んで音楽談義をした後、演奏を少しだけご披露させて頂きました。シアトルにも音楽友情の輪が広がっていき、嬉しい限りです。 翌朝はメールや執筆などの作業。Airbnbのアットホームな居間で作業が捗ります。コーヒーのおもてなしが寝不足の頭にありがたいです。外は霧雨。シアトルはサンフランシスコに負けないくらい坂が多いのですが、お蔭で景色がきれいです。 午後はワークショップです。クライエントのプライヴァシーもあり、あまり詳細が公開できないのが残念ですが、活発な意見交換と参加者のクリエイティブな反応に笑いと感動がいっぱいの実に濃い3時間でした。 4時にワークショップが終わり、そのまま空港に直行して7時の飛行機。帰宅は11時過ぎ。就寝は12時。バタンキュー。

  • ワークショップの日。

    10代・20代と犬養毅の孫、犬養道子の著書を愛読していた。戦後直後から欧米で暮らし、文化研究や執筆・出版、さらに難民救援などの国際的貢献などに精力的携わった彼女の生きざまに、在米日本人としての自分の望郷や野心と垣間見た。 特に「お嬢様放浪記」は薄い文庫本で携帯しやすかったこともあり、何度も読み返した。 特に印象に残っているエピソードの一つに、話し込んでいて夜が更けて泊まる事になった友人が「寝床は作らないでくれ」と犬養道子に頼んだエピソードがある。自分は国際的な人道活動を夢見ているので「いつでもどこでも、どんな劣悪な環境でも寝られる訓練」をしているので、と言ってさっさと床に寝転んで寝付いてしまった友人のエピソード。(かっこいい!自分もこういう風になろう)と思った。お蔭でどこでも良く眠れる。 昨日の宿はシアトル郊外のAirbnb。居間と洗面所とベッドルームが、家主の住む家の半地下にある。独立したユニットになって贅沢な間取りなのだが、天上が低く、窓が少なく、薄暗い。インテリアはそれなりにこだわりが見られ、ベッドの脇にはチョコレート、コーヒー、ナッツとドライフルーツなどサービス精神も旺盛なのだが、(何となく元気の出にくいスペースだな)と思ってしまうのは、6週間ぶっ続けの旅疲れ?犬養道子の友人を目指す自分としては恥ずかしいのだが、疲労にも関わらず何となくグダグダ夜更かししてしまい、その割に予定より早く、6時半に目が覚めてしまう。 朝日を浴びて体を動かし元気を出すべく、ジョギングに出かける。シアトルは起伏が激しいのだがその分、坂を上ると遠くの湖や山が一望でき、気持ちが良い。すがすがしい快晴。涼風が気持ち良い。 7時半にAirbnbに戻り、シャワーと朝食と荷造りを済ませて8時15分に出発。9時からは、私のワークショップにご参加くださる8人の後ろで、マーケティングのセミナーを聴講する。参加者の積極性や雰囲気などを予習させて頂くのが第一目的だけれど、アメリカのマーケティングのルーツが聖書を売るセールスマンであり、アメリカに於ける宗教観とマーケティングの根強い関係や、選挙に於けるマーケティングの移り変わりなど、セミナーその物も興味深い。 午後は私担当の「音楽でチームビルディングとリーダーシップ」ワークショップ。講義ではなく参加型ワークショップだし、内容も音楽なので、皆さんどんどん打ち解けてくださって笑い声が絶えない。一生懸命聞いてくださるので、私もどんどん一生懸命になる。好循環の相乗効果。気が付いたらあっという間に担当時間が終わっていました。最後に「一滴の水について」を演奏したら、皆さんシーンとなって聞いてくださいました。 4時にワークショップ終わってその足で空港に。ぎりぎりで7時の飛行機の最終コールに間に合う。帰宅は11時半過ぎ。荷物もそのままで、取り合えず寝支度だけして、それでも就寝は深夜過ぎ。バタンキュー。

  • 移動日

    朝5時半起き。昨日の夜Hollywood Bowlで第九を聞いて就寝が深夜を過ぎたので、ちょっぴり辛い。第九の生演奏は初めてで、野外コンサートと言うこともあり観客が思い思いの楽しみ方をしており、演奏後にはあちこちで「喜びの歌」の無意識の鼻歌が聞こえて、そのすべてが感慨深く、良い経験だったのだけれど… 7時までにシャワ―と荷造りと家事とメールをざっと片付けて、7時から8時まで一時間練習。朝ちょっとでも練習をすると、一日中何となく頭が無意識に復習している感じなので、お得感が在る。8時半までに朝食と身支度。 飛行機は予定通り11:45分に離陸、2時半にシアトル着陸。そこから今夜の宿までは公共交通機関を使って移動。去年の夏シアトルでUS-Japan Leadershipの一週間を過ごした思い出がありありと蘇ってくる。あれからまだ一年なんだなあ。シアトルは水(海と湖)と山に恵まれた美しい都市。 4時半に宿に着き、昼寝。もうすぐ友達が迎えに来てくれて一緒に夕食をする。