このブログのタイトルに「通し稽古のふくしゅう」と打ったら漢字変換が「復讐」と返してきた(笑)
レヴェンジと言う意味では「復讐」でも良いのかな?
日本への出発がもう一週間後に、そして日本での最初の演奏会が10日後に迫てきました(ワクワク)
最初の演奏会は千葉県の佐倉駅南口から徒歩0分の「カフェ・ド・パリ」さんで17時開演。焼きたてクロワッサンと香ばしいコーヒーが出るライヴハウス。私も初めての会場です。https://www.croissant-and-coffee.com/
17日に成田着で、19日の「カフェ・ド・パリ」。
そして一日中日を置いて、21日に東京都足立区にあるわたなべ音楽堂で19時開演。http://watanabeongakudo.la.coocan.jp/
翌日群馬に移動!
かなりの強行軍に対応するためには、しっかり準備!
...と、言うことで昨日の朝はアマチュアピアノ愛好家の皆さんの前で通し稽古をしてきました。
ホストしてくださった方はHIVウィルスの細胞の増加を抑える研究をされていた引退した学者さん。引退後はピアノと音楽にフルタイムで情熱をかけられています。練習、レッスン、受講、リハーサルとスケジュールが音楽でびっしり!素晴らしいブーゼンドルファーが絶景の窓たちに囲まれた居間に座っています。昨日のためにわざわざ調律師さんまで呼んでくださって、準備してくださっていました。集まられたのは、近所のピアノの先生たち。「日本について行きたい!」と演奏後は大きな拍手で皆さん応援してくださいました。
さて、最初の通し稽古を経て学んだこと。
1.新しいピアノや音響でいつもの自分の演奏をするためには、もっとしっかり音や曲のイメージを確立。特に歌曲の編曲はもっともっと歌詞の勉強をする。
2.ピアノに慣れるための試弾の際、どのパッセージをどういうルーティーンでこなしてそれぞれのピアノや音響に慣れるのか、これも前もってしっかり確立。
3.特に「糸を紡ぐグレートヒェン」と「魔王」で、難所の演奏はやはり練習より体に力が入っている。意識して脱力。そして息に集中。どんなに難しくても呼吸は平常に。かすかにほほ笑むと筋肉が緩む。それから難しいパッセージ担当の手と反対の手に集中する。
4.ソナタはやはり長丁場。練習の時のペース配分は大分つかめてきたが、本番はやはり最初で張り切って途中で疲れてしまう。頭が飛んだ状態で、あり得ない間違えをして、慌てて集中を戻す、と言うことが何度かあった。これを避けるためには:
- 歌曲と同じくらいイメージを確立させる。どの箇所でどのイメージに集中するのか。
- 難所はソルフェージュとか、和声分析、片手練習、動きの振り付けなどで徹底的に理解。
- 楽章と楽章の間、どのように呼吸とイメージで頭の中の音世界を瞬時に切り替えるのか、作戦を練る。
- 「分かれ道」の箇所。どの音から変化が生じるのかをしっかりと把握。
こうやって書き出すと、練習の励みになります。頑張るぞ~。
5月26日(土)13時半開演の群馬県みなかみ町カルチャーセンター、そして6月1日(金)19時開演の山梨県上野原市のもみじホールもよろしくお願いいたします。